
吾輩、にゃやみごとは尽きない。
久しぶりにお会いしたNさんが記憶障害があるらしく、ご挨拶をしても吾輩だと認知して貰えなかった。
マメマメしくよく働き、いつも手を動かし何か作り出していた。
特に手芸の腕前は群を抜き玄人並み。
素材を生かした美味しい漬け物や保存食なども上手でよく頂いた。
明るくて世話好きで話し好きで…。
過去のNさんは確かにそうだった。
月曜日にお会いした今のNさんは別人のようだった。
割れてくだけ散った鏡のカケラを拾うように、記憶のカケラも拾い集め現実のNさんに向き合う。
いっそ他人の振りをして話せばいいのだろうか?
吾輩のにゃやみごとは底が深い。
あなたに
ありがとう