CBR400R`19 スイングアーム Type-7 完成 | OVER Racing Projects 開発ブログ

ど~も 山本です。

 

以前のブログでも告知していましたが、CBR400R`19 スイングアームが完成しました。

 

 

 

今回のスイングアームに採用したピボット部分は、CBR400R専用パーツでの設計になります。

汎用部品を採用したいところですが、最近のバイク、特にミドルクラスは各メーカーの力が入った車体になっています。

このCBRのピボット部分のベアリングは左側にニードルベアリング、右側にはボールベアリングを採用しています。

 

 

左側はドライブチェーンがあり、絶えず引っ張る力が入っています。

引っ張り方向に強いニードルベアリングを使用することでスイングアームの動きをスムーズにし、エンジンからのパワーをリアタイヤに伝えることができます。ピボット部分が弱いと上手く伝達できない、パワーロスに繋がります。

右側のボールベアリングでピボット部のディスタンスカラーの幅を一定にして、フレームに取り付けたときの横方向のガタをなくす役割をもっています。

 

このような構造はスーパースポーツ系、ビッグネイキッドなど高価なバイクに採用されることが多かったですが、最近では400クラスや250クラスにも採用されるようになっています。

性能を下げることはできませんので、Type-7スイングアームにもニードルベアリング、ボールベアリングを採用し無加工でフレームに装着できるようになっています。

 

 

しっかりとした剛性と適度なしなりが特徴です。

純正スイングアームの重量が7.7kgに対してこのスイングアームは4.7kgで、3kgの軽量になります。

実際に走ってみると、ギヤを入れ走り出した瞬間に軽快感を感じます。

 

 

コーナーでの踏ん張りはもちろん、コーナー出口での安定感は確実に上がっています。

ワンランク上の足回りになったかのような感じです。

ついつい攻めたくなる車体に変化します。

 

 

純正チェーンカバーの装着もできるように、ステー類は標準装備です。

 

 

画像はポリッシュ仕上げですが、ブラックガンコートも用意します。

パーツのバランス的にもブラックガンコートの方が車体に合っているかもしれませんね。

個人的にはポリッシュ仕上げも目立ち度がアップしますので捨てがたいですが。

 

 

メインパイプはこの80X40mm目の字断面7N01パイプを採用し、溶接職人が一本一本丁寧に溶接してから、マシニングセンターによる後加工を行ないます。

 

 

 

車両は`19ですが、~`18の車体にも装着確認をする予定です。

確認でき次第報告させていただきます。

 

商品詳細、価格などは近日中にホームページにアップ予定です。

ご期待ください。

 

それでは…。