OV-36A 組み立て | OVER Racing Projects 開発ブログ

 

ど〜も 山本です。

 

マフラー開発ブログでも画像が出ていますが、OV-36A車体組み立てに入ります。

 

 

まずはエンジンをフレーム載せます。

各OVフレームの特徴になっていますが、エンジン搭載位置はモンキーチェーンラインとNSRチェーンラインが選べます。

今回はNSRチェーンラインです。MONO-ARM本体の設計はNSRチェーンラインですし12インチホイール、タイヤ幅120のサイズを干渉なく収めるには、NSRラインが一番です。

 

ピボットシャフトはφ10、φ12が選択可能になります。MONO-ARMの注文時に選んでいただける使用になります。今回は車体の剛性をアップさせるべくφ12での組み立てになります。

 

スプロケットはNSR50、NSF100などのスプロケットが装着可能です。

 

 

リアディスクローターはNS-1、リード50などのφ190のローターを使用できます。今回はBRAKINGのローターをチョイスして組み付け、キャリパーはGROM純正のゴールド、MONO-ARM専用のキャリパーサポートに取り付けます。

 

次に、フロント周りの取り付けになりますが、こちらのキャリパーもGROM純正のゴールドを装着しています。

前後キャリパーはNSR50用のキャリパーも装着できるようになっています。

 

 

ホイールにタイヤを組、車体に取り付けるとバイクらしくなりました。

 

 

電装類、ワイヤーハーネスをフレームに沿わせ、ハンドル、メーター、ライト、ウィンカー、テールランプなどを装着。

今回のハンドルはバーハンにしていますが、トップの画像はセパハンになっています。

これは、今回のエンジョイ4ミニが終わったあとに、新たな計画としてOV-36Aのレーサーにすべくハンドルを二種類用意したわけです。

 

バーハン使用はテスト走行用になります。

 

公道走行テスト用にTT-F RSマフラーを装着して、外装を取り付けて。

 

 

完成です。

 

 

フロントフェンダー、リアフェンダーを取り付けました。

専用取り付けステーを製作して取り付けしましたので、車体とのフィット感は抜群です。

オイルクーラーのステーも専用に製作しました。どこに取り付けるか迷いましたが、上下フロントアームの間に取り付けです。絶妙なクリアランスを確保しての装着になります。

 

 

よく見るとサイドカバーにOV-38の文字が・・・。

エンジョイ4ミニまでに36Aに変更します。

 

公道を走らせフロントのセットアップですが、ここで少し問題が・・・。

ツインカムエンジンを搭載している関係上、フロントタイヤとエンジンのヘッドとのクリアランスが狭い。図面上ではクリアランスを確保していたのですが、実際組み上げてみると少し危険な状態です。

 

ですが、このOV-36Aはフロントアームのピロボール部分の調整でオフセットを変更できるフレームです、ヘッドとタイヤとのクリアランスを確保できるところまで調整して走行チェック。公道での確認を終わらせ、スパイラルマフラーを取り付けた車体がエンジョイ4ミニで見ていただいたOV-36Aになります。

 

 

 

 

 

 

サイドカバーも36Aに変更。

 

午前中に各雑誌の取材を受けて、午後からメーカーデモランになります。

 

デモランでの感想は、フロントサスが少し硬い印象です。

走行スピードが公道と違いますし、コーナー入り口での踏ん張りを狙ってサーキット用に少しフロントサスのプリロードを掛けたのですが、ちょっと掛け過ぎてました。

高速コーナー、タイトコーナー両方つっぱり感が出てしまい、思うような走行ができない。

今回は各コーナーが攻められない状態で走行終了です。

 

次のサーキット走行では車体を煮詰めて、ウィッシュボーンガーターフォークのメリットをお伝えできればと思います。

 

次回のブログではセッティング編を考えています。

 

お楽しみに。

 

それでは・・・。