ありがとうアーニー、ありがとうスピルバーグ~スティーブン・スピルバーグ/レディ・プレイヤー1 | ライブハウスの最後尾より

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邦楽ロックをライブハウスの最後尾から見つめていきます。個人的な創作物の発表も行っていきます。

どうも( ^_^)/

 

年末年始に観た映画を、今さら書く者です。

 

原作の小説も読んでいたらこんなに時間がかかりました。

 

レディ・プレイヤー1

 

 

日本向けの予告編で、

たびたび、我々ファンへの

メッセージを添付してくれる

スピルバーグ監督の映画版。

 

・あらすじ

何かいろいろと世界恐慌が起き、

もう立ち直れないくらい荒廃した黄昏の未来。

人々は全没入型VR空間OASIS(オアシス)に、

ハマり込んでいた。

 

何故なら、制作者の故・ハリデーが、

自分の遺産をすべて相続できる、

『イースターエッグ』を、ゲームのどこかに

隠したからだ。

 

トレーラーハウスを積み上げた

スラムの少年ウェイドは、

プレイヤー名パーシヴァルとして、

今日もエッグハントに精を出していた。

 

 

張り付けたYOUTUBEの映像でも分かる通り、

マリオカートのようなコースを、

デロリアンにマッハ号、

『AKIRA』金田のバイクが突っ走り、

キングコングがお邪魔キャラとして立ち塞がる。

 

まぁ、何ともゴキゲンなエンタメムービーです。

 

 

 

極めつけは、これです。

 

機龍VSガンダム!

原作ではなんと、機龍VSウルトラマンです。

 

ガンダムを実写化するには、

この映像を超えねばならんわけですね。

 

「ゲームは一日一時間」なラストも、

スピルバーグらしい、優しいメッセージに満ちています。

 

 

 

 

せっかく読んだので、

原作の話もします。

 

こちらは映画に負けず劣らず、

いや、それ以上に

しっちゃかめっちゃかなやりたい放題です。

 

まず、お出しされるネタが濃い。

 

より、“ギーク感”強めというか、

ティーン向けのキャラノベルみたいなんですが、

「これ、アメリカの子たちは理解できてるの?」

というくらい、80年代のマニアックなネタが豊富。

 

90年生まれの俺は、当然よく分かりません。

 

『ウルトラマン』『ガンダム』『マジンガーZ』のミネルバX

あたりは分かっても、

『マグマ大使』『勇者ライディーン』『東映版スパイダーマン』のレオパルドン

は分からない。頭の中で映像化できません。

 

『ボルトロン』なんてアニメあったっけと思って

調べたら『百獣王ゴライオン』のアメリカ版らしいです。

うん、ごめん、その元ネタも見たことないや。

 

カプコンの『ブラックタイガー』ってなんだと思ったら、

 

 

なんか見たことがある気がしないでもないです。

 

全体的に、日本のサブカルチャーへの

言及がエグイです。お前ほんとにアメリカ人か。

 

いや、分かっています。

80年代、90年代は、日本のポップがまさにポップでした。

 

アーネスト、いや、アーニー、

日本のカルチャーを愛してくれて、ありがとう。

 

国全体が成熟期を迎え、衰退期に入ろうとしている中、

我々はアーニーやスピルバーグに

どんな“返歌”を表せるのでしょうか。

 

ゲームはまだ元気です。

アニメも、今がまさに最盛期という雰囲気です。

 

ならば、映画だ。

この恩は、映画によって返さなければなりません。

 

というわけで、

『シン・ウルトラマン』には期待しています。

 

『ガンダム』を実写化しても良いんですよ(´◉◞౪◟◉)?