どうも( ^_^)/
今年も来年も、サッカーは見ていく者です。
長友佑都が無敗の日本代表に警鐘 過去大会を引き合い「正直、少し天狗になっていた」
過去四度、栄冠を手にしたアジアカップ。もちろん優勝してほしいのですが、一つ問題があります。
アジアカップを制したタームのW杯が碌なことになっていないということです。
もっとも最近の優勝である2011年の後に向かえた2014年ブラジル大会では、力を出し切れずGL(グループリーグ)敗退。
その前の2004年の二年後、2006年ドイツ大会もまた、格上揃いのチームに歯が立たず、GL敗退。
一番きついのは1992年の優勝かもしれません。あの忌まわしきドーハの悲劇を食らい、本大会にすら行けなかった。
唯一の例外が2000年レバノン大会の優勝で、日韓W杯でベスト16に勝ち上がりました。
が、そんな芳しい結果を残したにもかかわらず、トルシエ監督は辞めています。いいえ、理由は分かっています。当時の協会及びサポーターたちは驕っていたのです。自国開催のW杯でGLを抜けるなんて簡単なことだと。本当はベスト8に行けたはずなんだと。だからトルシエOUTを決めた。愚かにも。2010年の南アフリカ代表がどんな目に遭ったのか知るのは、ずっと後のことです。簡単じゃあなかった。
逆にアジアで優勝しなかった方がW杯の成績は良かったりします。初出場のフランス大会アジア予選ではジョホールバルで劇的な試合を決めたし、南ア、そして昨年のロシアと、GLを突破しベスト16に食い込む活躍を見せています。
(^ω^ )適当なとこで負けといた方がよくね?
なんてことは書きたくありませんので、何でこんなことになるのか、素人目で考えてみました。
すると、結論は「代表とメディアの関係がズブズブになる」ことと出ました。詳しく書きます。
かつてはインドネシア、フィリピン、北朝鮮にも惨敗していたなんて記憶は失われ、すっかりアジアの強豪に名を連ねて久しい日本。故に、韓国・オーストラリア・イラン・ウズベキスタンなどとやる以外は真剣勝負感がなくなり、今一つ緊張感がなくなってしまう。
そこで、FIFA公認のガチな大会であるアジアカップ。これに闘志に燃やすわけです。が、時期が悪い。日本はここのところずっとW杯直後に監督を替えてきており、アジアカップがあるのは二年ないし一年以内。そこまでに大した大会や試合もないから、監督とメディアの間でいわゆる「ハネムーン期間」というのが微妙に続いてしまっています。
そこでガチ大会に優勝してしまうと(敢えて“しまう”と書く)、そのハネムーン期間が、無限に伸びる。気がする。ジーコの時もザッケローニの時もそうだったように思われます。するとどうなるか、メディアと代表(=サッカー協会)の間であらまほしき緊張感、批判精神、「本当にこんなんで勝てるのか」という意見を始め叱咤激励ときに誹謗中傷のトーンが、目に見えて温くなる。結果として、全体的にフワフワとしたままW杯当日を迎え、思いもよらない苦戦を強いられる、ということです。
これはもうなんというか、全自動的な相互作用としかいいようのない事態です。タイトルホルダーに採点が甘くなるのは人情だし、あまり舌鋒鋭く批判してサポーターの反感を買えば、部数が下がる経済的判断もあります。
が、今回は事情が違います。
まず、今回から大陸王者同士で争うコンフェデ杯が廃止されました。このコンフェデレーションズカップというのも厄介な代物で、出場すると、なんとなくやれてしまうのです。今一つ勝敗の検証もできないまま、成功体験ばかりが積み上げられていくことが不安でした。それが無くなるのはプラスだと思います。
次に、今年はアジアカップの後に、南米の大陸大会であるコパ・アメリカに出場できます。招待国とはいえ、やるとなったらガチです。そして多分、勝つのは難しい。アジアで勝っても、南米の強豪との力の差を感じてより引き締まった代表が見られそうです。
というわけで、いろいろと事情が違う今回は心置きなく戦えるというものです。よし、勝って来い。