めちゃくちゃ悔しい者です。
日本、4得点も守備崩壊で黒星発進/リオ五輪サッカー
やれるはずのことをできないで負けた、という気持ちが大きい敗戦でした。
やれるはず、というのは、結構ずるい言葉だとは分かっていますが、それでもそう書かずにはいられない。
オリンピックでの勝ち方を、日本はロンドンで学んだはずだったのです。
ロンドン五輪では、自分たちより弱いチームなんていないのだからと割り切ったような攻撃的なサッカーをしていました。
体力の配分など無視したキックオフからの全力疾走。バックパスと見るやどこからでも突っ込んでボール奪取を狙う超ハイプレス。下がらない守備陣、ボランチまでゴールに顔を出す前線。そしてなにより、まったく構え遅れの無い闘争心全開の姿勢。
そして、奇跡的に勝った。それが自信になり、ベスト4まで進出できました。
今回も、彼我の実力差は誰もが分かっている。ナイジェリアとまともにぶつかって勝てる道理なんてほとんどない。コロンビアも、スウェーデンも、絶対的に日本より技術もスピードもフィジカルも上です。
そんな道理を文字通り蹴り飛ばせるだけの力が、このチームにはあるはずなのに、出し切れずに敗戦してしまった。
走力で上回れば勝てるなんてことはないし、勝つモチベーションもビジョンもちゃんと持っていたと思います。それをさらに超えた力を発揮してくれと、自分勝手なサポーターの一人として要求しているわけです。
誰にでもできることではありません。でも自分たちの弱さを克服した彼らならできると確信していました。
事実、できていた時間もありました。特に浅野が相手GKにグッとプレスをかけていった動きは素晴らしかった。完全にスイッチが入り、アクセルが踏み込まれ、ギアが上がった。あれをチーム全体がガス欠覚悟で続けられたら、という惜しさがあるだけに、余計悔しさが大きいです。
予選突破は、もともと確率的に5%くらいだったのが3%くらいになったというようなものなので、悲観も楽観もしていません。
ただ、すべてを出し切れなかった悔いをできるだけ残さないような大会にしてほしいです。ついでに、ずっと書いている、『この世代は強い』ということを世界中に証明してみせてください。
Tweet
