UVERworld 0 CHOIR TOUR 2014-2015 名古屋ガイシホール セトリ無 | ライブハウスの最後尾より

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邦楽ロックをライブハウスの最後尾から見つめていきます。個人的な創作物の発表も行っていきます。

UVERworld 0 CHOIR TOUR 2014-2015 名古屋ガイシホール セトリ有


どうも( ^_^)/


満員電車が、戦争の次くらいに嫌いな者です。


何の思想も共有できていない人たちとすし詰めにされるのはどうしても我慢できない。まずは理性をぶっ飛ばさないと、本気にならないと人がたくさんいる場所はただの拷問器具です。


理性の剥がし方、本気になる方法、基本的に冷め切って干からびてる俺に教えてくれたのはこのバンドでした。



2015.1.6

UVERworld
 0̸ CHOIR TOUR 2014-2015
    名古屋ガイシホール公演




開演からいきなりぶっ壊れました。


向かって右手からGt.克哉さん・Ba.師匠信人さん・Sax.誠果さん・Gt.彰さんが並び、その後ろにDr.真太郎さん、そして、ステージ前方にせり出しされた足場の上に立つVo.TAKUYA∞さんが


「正月ボケなんかしてねぇよな!?始まったばっかだけど今年一番のライブにしようぜ!!」


と煽り、開幕からいきなりの大合唱。2Daysの初日の序盤はまだ本調子ではなさそうに思えたボーカルも歌うごとにビルドアップしていき、マグマの塊をぶつけてくるようなグラグラに熱いグルーブが会場全体を巻き込んでいきました。


ついでに、昼から原因不明の頭痛に悩まされていた俺の体調もガイシホールに集まった一万人のCrewと共に叫び手を振り回し続けるうちに回復していきました。ロックの魔法に限界は無い。


序盤戦が終わり、クールダウンとばかりに恒例の真太郎下ネタMCが挟まれ(「お正月のお年玉として、会場の一名様限定で俺の金タ○を差し上げます」無論、大歓声)、中盤はTAKUYA∞さんのいた“出島”の奈落からドラムセットが出現し、六人全員が固まって演奏。


200人キャパのライブハウスのようなコンパクトさで、それでもステージから飛び出していってしまいながら魂のこもった演奏。


選曲は『0 CHOIR』をコアに据えつつ今のUVERworldを全力全開で主張できるゴツくて、彼らの言葉を借りるなら「バッコリ盛り上がれる」セットリストでした。


“本気”とは何だろう。


良い音楽を作るためにアマチュアで60万円を貯めてレコーディングをすることだろうか。メンバーを一人削られてデビューしても決して腐らず本来の姿にきっちり戻すことだろうか。二時間のライブ中絶え間なく叫び、リスナーにメッセージを送り続けていたことだろうか。


はっきりとした答えは提示できなくても、バンドの積み上げてきた15年間に疑いの余地はない。何があっても信じさせてくれる存在、そう多くの人に思われている現在が、つまり答えだと思う。



この熱さを揶揄したり寒いだの臭いだの吐くのは簡単です。燃え上がる炎を遠くの対岸から眺めていたいのならそうすればいい。


彼らの歌を奥深く知ろうとすると、必然的に心にまとった物は全て引っぺがされます。その覚悟があったら、いや、そんなの関係なく一度真っ裸になりに行きましょう。


最高の六人が作り出す最高の“世界を超えた世界”で血管が沸騰しそうな熱に心の底から丸焦げになりに行きましょう。