最強~ライスボウル 関西学院大学ファイターズ×オービックシーガルズ 後半 | ライブハウスの最後尾より

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前半の記事


駅前火災の影響で到着が遅れていた関学大スタッフも無事到着し、後半が始まりました。


3Q

後半のオープニングドライブは両チームの力関係を如実に表すものでした。


まず、攻撃側のファイターズが仕掛けたデザインプレーを屈強なディフェンス陣で4thダウンに追い込んだシーガルズ。

そして、パントに行くと見せかけて再びフェイク・パントを仕掛け、ファーストダウンを更新したファイターズのレッドゾーン(FG確実な20ヤード内)での攻撃をDLケビン・ジャクソンのQBサックなどでFGに追い込んだシーガルズ。


セオリーに忠実な横綱相撲のシーガルズに対してカレッジフットボール特有の緻密な作戦と膨大な練習量に基づいた分厚いオペレーションブックで対抗するファイターズ。パワーVSタクティクスという分かり易くも正攻法ではシーガルズに勝てないという残酷な事実をファイターズの選手は見せつけられてしまったのではないでしょうか。



そのシーガルズ。RB原が相変わらず鋭いランを繰り出し、見事TD。TFPFGも成功しファイターズを突き放します。シーガルズ24-10ファイターズ


これ以上はなされると後がなくなるファイターズは良い攻撃シリーズを見せますが、再びレッドゾーンでQBサックを喰らい、さらにノーラッシュのFGもK(キッカー)三輪が外してしまう。


流れの悪くなりつつあるファイターズに対し、シーガルズはこの試合初めてQBのロングパスが成功するなどしてレッドゾーンへ持ち込み、最終クォーターへ。




4Q


開始直後にQB菅原のスニーク(QBが相手DLの正面を突破してゲインを稼ぐこと)が決まりTD。 シーガルズ31-10ファイターズ 


いよいよ苦しくなるファイターズはロングリターンを決め良い位置から攻撃へ。

そしてまた再び4thダウンギャンブルのシチュエーションでP伊豆がランを繰り出し、1stダウンを獲得。行けると思ったところで混乱が生じます。


タイムアウト明けで早く始めようとしたところ、レフェリーのコールが無かったためプレーを止められたのですが、それを相手のタイムアウトだと勘違いしたファイターズがサイドラインに引き上げてしまいディレイオブゲーム(40秒以上ボールを保持してしまう反則)を防ぐため再びタイムアウトを消化。これでファイターズのタイムアウトが無くなってしまいました。


立て直したいファイターズは4thダウンギャンブルを成功させるも、ここで痛恨のパスインターセプト。さらにシーガルズにFGを決められてしまう。 シーガルズ34-10ファイターズ


逆転へ、一縷の望みに賭けるファイターズ。意地のTDを決めますが、逆転に必要なツーポイント・コンバージョンに失敗。 シーガルズ34-16ファイターズ


せめて同点にするために仕掛けたオンサイドキックもシーガルズに取られ、万事休す。菅原のニーダウンで試合終了。



オービックシーガルズ前人未到のライスボウル四連覇。関学大ファイターズは三年連続の準優勝となりました。



・試合結果

オービックシーガルズ34-16関西学院大学ファイターズ


詳しい試合経過


楕円形のボールはコントロールが難しく、動くと起動が不安定になります。パスが通らないときはインターセプトのリスクも高くなる。


ならどうするのか。


手から離さなければ良い。ランオフェンスだ。


そんなことができるのは屈強なOLで相手DLをこじ開けられるチームだけです。


圧倒的なパワーで大学生をねじ伏せたシーガルズ。昨年のギリギリまで追い込まれた状況とは違い、今回は完勝でした。

いよいよもって手が付けられない強さになってきましたね。最強を証明していく戦いは来シーズンへ。



で、NFLはいよいよワイルドカードが始まりますね。

今日はWeek17のベンガルズとレイブンズの試合を観ていましたが、昨年のスーパーボウルで“持ってないQB”の汚名を返上したQBジョー・フラッコがケガで精彩を欠き、プレーオフ進出を逃しました。やっぱり……いや、それより今年は全体的にイマイチ波に乗れないシーズンでしたね。


応援しているのはAFCではペイトリオッツ、NFCではセインツ。両方勝ちあがったら幸せな気分になると思います 笑