いやぁ、9回裏だけで言いたいことは結構ある、1点ビハインドで先頭バッターは上本だった、まず上本がよくヒットで出塁してくれた(昨日から存在感見せてるよ崇司)、これでまだ望みは繋がったよね。

 

そして小園に送りバントはセオリーだから良いか悪いかは問わない、とにかくスコアリングポジションに進めたので小園はしっかり仕事した、これで1死2塁と1打同点の場面を作った、しかし次が田口みたいな変化球投手に弱い堂林、1発でサヨナラだがそんなもん出るわけないんで、ヒットで同点、これで良いんだぞと思ってた。

 

しかし田口のインコースとアウトコースの出し入れでフルカウントまで来る、正直ここからが勝負なのよね、だがインローのスライダーをあえなく三振、ここから粘れないのが堂林、まあ一時期のどん底は脱したと思うけど2試合連続4タコではまた元通りになるかもって感じもある、これでツーアウトになって石原に全てをかけることになった。

 

石原には徹底してインコースだった、しかし今日の影のヒーローは石原でしょ、もうみんな分かってると思うが、フルカウントから粘る粘る、ここが堂林と違うとこ(堂林を引き合いに出して悪いが)とにかくボール球は見送って、ストライクゾーンに来た球は全部ファールにしてるんです、石原の集中力って凄いですよ、これぞガムシャラ、12球目の許をついたアウトコースシュートにさえ反応しファール、そして13球目のチェンジアップが外に外れてフォアボール、田口の方が根負けしたとんでもなく価値のあるフォアボール。

 

サヨナラのランナーまで出て代走は大盛、そして今日はファーストでの出場の7番坂倉、今考えると6番に石原、7番に坂倉の並びにしておいたのが大正解だったとも言える、ヤクルトはこの回からセンターの山崎をレフトに回して、センターに赤羽を入れたんですね、この守備変更も後々どうだったのかと言えるんだが。

 

まあヤクルトとしては1塁ランナーが還って来てしまうとサヨナラなので、外野に飛んだ場合は同点はやむなし、1塁ランナーをとにかく還さないということで、外野はかなり深めの守備です、まあ頭越えられちゃったら1塁ランナーも一気ですからね、まあこれもセオリーです、ほんで坂倉なんですが、ここは田口も少し開き直った感じありました。

 

初球アウトコースストレートでストライク、結構大胆でしたね坂倉が初球からいってたらヒットになってたんじゃなかろうかって球でしたよ、ただ坂倉もここはじっくりって感じでしたね石原のあの粘りを無駄にしたくないって気持ちもあったと思う。

 

2球目はアウトハイのストレート、これが際どかったがボール、もしストライクって言われてたら勝負アリだったかも、これでカウント1−1、3球目も外へ今度はスライダー低めへ外れてボール、カウントは1ストライク2ボール、完全にアウトコースしか投げて来ません、まあインコース昨日ホームランにしてる坂倉ですしアウトコース一辺倒になるのは仕方なし。

 

しかしバッティングカウントでの4球目がまたアウトハイのストレートなんだが2球目よりも甘くきたとこを坂倉が流し打つ、これが外野が深く守っているので微妙な高さで飛んでいったが、山崎が必死のチャージでダイビングキャッチを試みるが、及ばずしかも後ろへボールは虚しく転がっていった。

 

もうツーアウトだからランナーは打った瞬間に一斉スタートなので、1塁ランナー大盛も還って来ての逆転サヨナラ打となった!正直山崎のダイブに賛否両論はあると思う、ダイブするにしても後ろに逸らすぐらいならダイブすんなとか、あの当たりは最初から同点やむなしで1塁ランナーを三塁に行かさない守りしないとダメとか。

 

まあ山崎がどういう考えだったかは分からないが、1つ言えるのは勝ち投手の権利持っていたのが石川だったということ、今や200勝をモチベに現役続けてる44歳の石川にとって9回向かえて勝ち投手の権利がある状況って、なかなかないと思うんですよ、そして同点になった時点で石川の勝ちは消える、石川に187勝目を付けてあげるためには、あの坂倉の打球を何が何でもキャッチするしか無かったという事実はある。

 

もし山崎がそれを意識していたのなら、ダイビングキャッチ狙うのも分かる気はする、チームの勝利優先か石川に何が何でも勝ち投手が優先か、これは意見分かれるとこだと思う、山崎がアレをダイビングでキャッチしていれば大ファインプレーでヤクルトの勝ち、さらに石川に187勝目だったわけで全てがハッピーエンドだったんです、しかし現実は最悪のチーム負け、石川の勝ちも消えというバッドエンド。

 

まあカープとしては最高の同一カード3連勝で月間勝ち越しも決めて、貯金も今季最多更新の9つとなり良いことづくめになったわけなんですが、石川という、もうデビューした時から見てきた投手の頑張りが報われなかったのを見てしまうとちょっと虚しさもありましたね、別にヤクルトファンではないので気にすることないんですが、自分はプロ野球選手は球団関係なくリスペクトしてますんで44歳で200勝目指してる石川の頑張り、カープ投手陣も見習ってほしいなと思います。(見習うべきなのか?)

 

まあしかし坂倉よく打ってくれましたよ、左投手だから今日はベンチスタートと思いきや、堂林をレフトにしてでも坂倉を使うというベンチのファインプレーでした、まあ石川は左バッターに3割打たれてるというデータもあったんで別に不思議では無かったけどね。

 

7回表にアドゥワを引っ張ったのがちょっと嫌な予感したんですよね、これは結果論でもなく、とにかく雨でコンディション悪いから7回から継投で良かったと思ったんですけど、球数が78球だったから行かせたのかな、自分的にはあまり球数で判断してほしくはないんですよね、アドゥワも今シーズン7回にマウンド上がったことありませんし、もちろんアドゥワに期待込めて送り出したんだから良いんだけど、とにかく今日はグラウンドコンディションがなぁ。

 

まあ菊池の信じられないエラー(トンネルなんていつ以来だろう)もあったからアドゥワが悪いわけではないんだけど、だったらオスナにヒット打たれた時点で交代でも良かった気はしたね、まあベンチにも都合があるだろうからあまり言っても仕方ないんだろうけど。

 

結果良ければ全て良しって訳でもないが、結果だけで考えればとてつもなく大きい1勝、試合がやれて良かったです、負けてたら逆のこと言ってただろうけど、この3連戦はヤクルトの守備の乱れにも助けられたような感じですね、初戦は長岡の落球、昨日は山田のタイムリーエラー(これはもうダメ押しでしたが)今日は山崎のダイビングキャッチが後逸でサヨナラと、このカードは何かが起こる。

 

明日は移動日なしで東京ドームと休む暇がありませんが床田がジャイアンツ打線封じてくれると思うんで、打線も頑張ってゼロだけはなしでよろしく、戸郷は今年そこまで苦手意識はないと思うんで誰かホームラン打ってくれ、とにかく疲れあるかもだが打線沈黙すんなよ、床田に援護だぞ。

 

それでは。

 

ダウン押していただけるとブログ書くはげみになります。

 

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村



広島東洋カープ ブログランキングへ

押していただいた方ありがとうございます