寝坊せずに、なんとかここまで漕ぎ着けた! 皆勤賞オメデトウ~な気分 \(^_^)/
この日は、前回の撮影会で撮った写真のうち、1枚を選んで講評を行う。
自分以外の受講者→自分の順に、コメントというか感じたことを述べる。
その後、先生が講評を行う。
これは、自分が意図したことが他人にどう伝わるか、感覚の違いを実感する目的がある。
テーブルの上に写真を並べて、授業開始。
受講者は15名近くいるが、時間は1時間しかないので、かなりせわしい展開。
写真の右隣りの人がコメントしていくのだが、みなさん、なんだか緊張気味。
自分がコメントする番がきたが、先生から「言葉が違う(?)」と突っ込み ( ̄□ ̄;)エッ
写真の所有者に感じたことは伝えられたと思うし、お互いそんな雰囲気だが、
表現の難しさというかコミュニケーションの難しさを感じる。
で、自分の番が来た。
いろいろ悩んだ末に提出したのはこの1枚。

普通の「六つ切り」サイズでは端が切れてしまうのはびっくり。
「ワイド六つ切り」では左右で5センチ広くなり、画像イメージ通りにプリントされる。
自分では、
・昭和風のレトロな雰囲気を伝えたかった。
・ガラスに自分が映りこんでいるのと、右端の撮影している女性がユーモラスな点を
伝えたかった、のだが・・・
コメント役の受講者や先生から、
・レトロな雰囲気は伝わった。
・他の受講者が「ビビッドな感じ」でコントラストが強い写真が多い中、
「浅い(薄い)」色使いがきれいとのコメント
「色使いがきれい」というのは、自分では意外だった。
確かにきれいと思っていたが、そこまで強く意識してなかった。
逆にちょっとハイキー気味かもと思ってた。
ほほー、これが他人と感覚が違う面白さなのか・・・
逆にガックリだったのが、自分が面白いと思った点が、全く他の人に伝わっていなかったこと。
笑いのツボがちがうのか Σ(゚д゚;)アレッ
冗談はさておき、この点については先生からアドバイス。
まず「写真中の女性が撮影している」ことが分からないとのこと。
ではどうするか。ここでいつもの「自問自答スパイラル」
・意図したことが伝わっていない。
↓
・なぜ?第三者の目にはどう映っているのだろう?
↓
・ここの表現が不足?
↓
・じゃ、こう直してみよう!
↓
・伝わったかな?の確認
これを延々と繰り返して「作品」としての完成度を高めていくのだけれども、
今回の正解は、「撮影してるのが分かるようにカメラを突き出してもらう」ようにお願いする。
または、タイトルとして「言葉を付け加えて」説明する。
写真には、伝えるのに言葉が必要なものもあるのだ。
客観的な視点や人を動かすコミュニケーション力が、今回は不足してた、
というのが反省点、かな。なかなかすぐにできないんですけど。実践あるのみか。
さて、受講者の講評が進んでいくのだが、ちょっとびっくりだったのが、
ぱっと見クールそうな先生が、講評では「熱く」語る、語る。先生、時間がないよ~(^_^;)
やっぱり、この人、実はシャイなんだな~いつもは照れ隠しか、と認識を新たに(笑)
余談はさておき、今回の講座のポイントは、
・伝わる言葉の使い方
・第三者的な客観的な視点
いくら「カメラセンス」があろうとも、磨かないセンスは「そこにセンスがある」ことすら
わからない。ダイヤの原石がただの石ころであるのと同じ。
結局、実社会と同じなんだが、「カメラばか」オンリーではだめで世に認められるには、
社会性が必要だよという、ある意味、普遍的なお話。
ところで、このカメラ講座全体を通じて、先生からは「写真を楽しむエッセンス」を
教えていただいた。
例えてみれば、
「これおいしいよ、一口食べてみ」と、先生においしい部分を目の前にぶら下げられた感じ(笑)
単に「おいしかった。先生ありがとう。ちゃんちゃん」で終わるか、
甘いけど実は「おとなのビターチョコレート(毒饅頭)だった」で、
『よし、もっと伝えたい、楽しみたいので、いろいろがんばるよ~』になるかは、その人次第。
自分的には、カメラに対する認識が大きく変わったな、というのが実感としてある。
カメラを通じて表現する、伝えるためにはいろいろ「考える」必要があるんだと。
楽しいからって「本能のまま」に撮っていちゃだめよということか。
意識的に自分のイメージを作るために、露出やホワイトバランスをいろいろ変えてみる
というのは自然にできるようになった。
意味が分かって操作できているのは大きいなと思う。
そうそう、追加でメモっておくと、ファインダーをのぞいていると視野が狭くなる。
被写体への見方が固定化されてしまうので「視野まっすぐ症候群」というべきか。
先生はこういうときは「(カメラを)振る」べきと。切り取る部分を変えてみる、ということ。
講座全体を通じて、先生はじめAllaboutの事務局の方々には、受講中はお世話になった。
また受講生のみなさんとは、グループ活動を通じて楽しい時間を共有できた。
改めて感謝の気持ちをお伝えしたい。ありがとうございました。
最後に先生のブログと「じぶん学校」のURLを載せておく。
(先生のブログ) フォトグラファーその江のブログ
facebookもされている。「ライトイングス」か「その江」で検索して「その江ワールド」を
ぜひ堪能してほしい(笑)
(Allabout) 「じぶん学校」
おしまい。
