2016年総括
前にも書いたが夏以降、本当に体調が悪く、11月末くらいにようやく元に戻ってきた感じ。12年前も酷暑で、おなじようになったなぁ、と。
前半はPRLに通り、某巨大研究Pjも採択になり、順風満帆だったが、そういうわけで夏以降はぱったり論文が通らなく&出なくなった。ようやく12月に3本まとめて発信したが、かなり予定を遅れた。あとN系で2本手持ちがあるが、1本は今年中に通るはずが、まだやっている・・・。なんとかして〜。
まぁそのぶん来年たくさん論文が通って、たくさんいい雑誌に載るんだろう。まぁそれを楽しみにwelcome 2017!
Music of the year 2016
今年は多忙と体調不良でいつもの京大オケにも結局一回も行けず。
極めてよかったのは
エンリコ・オノフリ演奏会(西宮)
ウィーン国立歌劇場「ナクソス島のアリアドネ」(ウィーン)
特にナクソスは本当に出色の出来。
いつもはこれで終わりだが、人生で最も酷かった演奏会もあったので備忘録で書いておく。
U森某のバッハ・チェロ組曲全曲演奏会
口直しならぬ耳直しで帰宅後すぐにフルニエとウィスペルウェイのバッハを何度も聴き直した。ある意味勇気と希望を与える演奏会である、とも言えるし、日本の音楽レベルの底なしぶりを認識できた演奏会、とも言える。
Book of the year 2016
今年はわりに豊作。以下、順不同でよかった本。
東山魁夷「我が遍歴の山河」
池内紀「亡き人へのレクイエム」
東理夫「アメリカは食べる~アメリカ食文化の謎を巡る旅~」
となるとやっぱり東山魁夷かなぁ。
年々読書に割ける時間が減っているが、年末に随分買いだめしたのでなんとか読んでいきたい。
今年はここに行きました
当然ながらいつもどおり出張の多かった2016 年。
1月:サンディエゴ
3月:レーゲンスブルク・ボルチモア
6月:ギリシャ
7月:シンガポール
9月:レーゲンスブルク
11月:ウェリントン(NZ)
これでも8月のサン・ディエゴ、11月の台湾とニューオリンズ、12月のハワイを皆さんに替わってもらってこの体たらくだ。来年は、というとトランプ効果でアメリカ行きを4年間拒否するので
3月:ドレスデン(ニューオリンズを辞めた)
5月:バルセロナ
5月:ストラスブール
しか決まってない。8月のサン・ディエゴは替わってもらう予定で、11月のピッツバーグはちょっと行きたいけどきっと行かない。あとはギリシャに今年も行けるといいな、という感じか。
今年は夏が凶暴すぎて、夏以降一気に体調を悪くしたので、来年は体とも相談してやっていきたい。
髪を切りに行ったら
'16年の後半はいろいろ苦労が多く、思い切って髪型も変えてみた。
いつもカットしてもらう人と、当世若者気質で盛り上がる。明示的に全部言わないとダメな連中への愚痴でひとしきり笑ったあと、その人が「うちのスタッフにもブルース・リーの言葉 を言うんですよ」。
「考えるな。感じろ」Don't think. Feel.
笑った。
盛り上がっていた後ろで某有名大女優が。顔が小さくて超スリムであれで51歳は反則だ。同じ種と思えん。
大学選手権準々決勝
3回戦で明治が京産に破れる選手権。
これを番狂わせ、と一言で言えないのが今の明治の病状の深刻さか。早稲田戦でのコーチのコメントに抱いた一抹の不安が的中したか。ちょっと自分のチームを甘く評価し過ぎなのでは・・・?
で、ともかく準々決勝。同志社は天理のFWに粉砕され手も足も出ない形で負けたので、まさか早稲田(しかもFWに自信のある)に勝てるとは思わなかったが、前半だけで31-0・・・。早稲田は若いチームだけあって好不調の波が大きすぎる。帝京にボロ負け、慶應と明治には粘って勝ち。で同志社にまたボロ負け。ここがこの先の課題か?あるいは早稲田のFWは本当は強くないのか?
慶應は天理相手に途中までなんとかうまく食らいついたが、地力の差で負けたか、と。天理は試合中の修正能力にちょっと不安があるのと、FWが思っていたほど強くない(慶應相手でももっと行けると思っていた)ので、次の帝京は辛いか。50-20くらいくらい?
帝京は外国人対策をみっちりと大東文化大相手にできたこともあるし・・・。大東文化大は今年は期待していたんだが、組み合わせが悪かったなぁ。
東海は順当に完勝。ということは明治が出ても恥かいただけだったはず。次は同志社で、これもまぁ40-15くらいで東海か。
しかし対抗戦の帝京以外はポロポロと負ける時代になりましたなぁ。相対的に関西勢が復権しているような気がする。
最近読んだ本
「みんなの道徳解体新書」(パオロ・マッツァリーノ)
「ヒトラーのウィーン」(中島義道)
パオロさんの本は出ればほぼ買う。今回も終盤一気に重い内容になるものの、ほぼ全編を通してシニカルな笑いに溢れている。でもやっぱりデビュー作の衝撃と比べるとなぁ・・・。
中島義道氏はウィーン大学で哲学博士をとった研究者。今でもウィーンに住んでいるようだ(日本の大学は定年退官)。「やかましい日本の私(うるさい、だったかも)」など、日本の幼稚で同調圧力の重いカルチャーに対する強烈な批判は自分と重なる部分があって共感できる一方で、辟易するほどのコンプレックスとその隙間から垣間見ることのできる仄かな(でもこれも鼻白むほどの)プライドが行間から立ち上ってくる部分もあって、自分の中での評価は微妙。今回は中島氏も愛憎半ばするウィーンでヒトラーがいかに悲惨な青春を送ってルサンチマンを育み、それを世界にぶつけたか、という解析を目指した本。切り口は面白く、折々の観光案内風のウィーン描写やウィーン(オーストリア)史との絡みも興味深い。全体としては氏の本としては好きなほう。
最近読んだ本
S.ワインバーグ「科学の発見」
東山魁夷「風景との対話」
ワインバーグの本は帯ほど強烈な辛口評論ではない。とにかく過去の文献にきちんとあたって(理論物理学者らしい緻密さ)、可能な限り客観的に批評した、という印象。ウィッグ史観を批判されるらしいのだが、ウィッグ史観というのは客観的な正義とか正しさの存在しない歴史学では、歴史修正主義や歪曲に繋がるので禁じ手と思うが、サイエンスは誰が本当に正しいことを言ったのか(証明したのか)、データと論理できちんと決められるので、ワインバーグのアプローチはあり、だと思う。まぁ批判される昔の人はたまらないだろうけど・・。でもワインバーグ本人も自分の標準模型もまた、究極の理論の近似理論にすぎないことをちゃんと認識しているので、公平だと思う。ちょっとメディアはセンセーショナルに煽り過ぎかな。
東山魁夷の本はいつも筆致が瑞々しくて好きなのだが、今回の本は既読の「白夜の旅」の次に書いたエッセイ。「我が遍歴の山河」の続編のような位置づけで、東山魁夷の心の軌跡が辿れる。そこここに、控えめで自分に厳しい氏の人生の過ごし様が溢れており、他 山の石とすべき、お手本のような人。
早明戦
毎年、予想は無意味な早明戦。
今年も個人的には明治有利か、と思ったが早稲田のFWの強さは予想以上で、あれでマズイ、と思った。さらにマズイのはヘッドコーチが(メディア向けの強がりだといいのだが)、ハーフタイムのインタビューでも「こんなものです」的な呑気なコメントを発していたこと。
結局、いつものように勝てる試合をむざむざ落とした(工夫がない、勝負どころでミスをする、というポスト北島時代の明治)、という印象。考えてみれば早稲田はあのFWでも帝京に3-75で粉々に粉砕されたわけで、攻め手を工夫すればなんとでもなったと思うのだが。
というわけで哀れ明治は今週も試合をする羽目に。そして来週は東海・・・・。正月はなさそうですね・・・。早稲田も正月まではなんとかなるかもしれないが、やはり東海相手ということでそこまでかなぁ。