Neujahrskonzert 2024 | 楕円球空間

Neujahrskonzert 2024

6日遅れで視聴。

 

今年はティーレマンということで全くカケラも期待してなかった。おまけに人間的にも好きじゃないタイプで・・・(ドレスデンの友人も「ティーレマン馘首にしてガッティに来てもらってみんな喜んでる」と。まぁ要するに行く先々で人間関係を悪くするタイプ)。

 

ということでいわゆる「ながら観」だったんだが、これがティーレマンから出てくる音楽?というくらい今回は軽くて柔らかい。何があったの・・・?指揮ぶりもいい意味でオケに任せて(っていうか支配しきれないことを理解して最適解をみつけたのか)、オケも楽にやってる感じ。全体に標準よりいいコンサートになったんだから、期待値の低さからすれば上々の出来、としか。と思ったら2019年も想像以上によかったらしいね・・・(自分談)。

 

次回はムーティらしい。壮年の頃は最高の演奏が期待できたが、なんでもそうだけど一定以上年齢が行くと詰めの甘さが出てくる。ムーティもそうで、きっと限りなくオートパイロット的な指揮になっちゃうんだろうなぁ。まぁウィーンフィルはそれをいいことに

自由で柔らかい演奏をして、それはそれで(今回みたいな)味のある演奏になるんだろうけど。地味に懸念は来年までムーティが生きてるか、ってことなのかもしれないが。