演奏会のハプニング
お互いに読者である空庵さんのブログで話題になったハプニング。30年以上楽器を弾いていればいろいろある・・・(苦笑)。
自分の演奏史の中で最大のハプニングは1996年9月の某オケの演奏会。曲は第九。このブログ読者でまざまざとあのシーンを思い出す人もいると思うが、事故は終楽章の後半,、コーダの前のG.P.で発生(したはず、だよね?水さま)。
HCDD DCHA....とVnが出るところで、おそらく指揮がリハと違った振り方(余拍1つだったのに2つとった)をして、パート全体が完全に2分割。悪いことに2つのうち1つ目が微妙な取り方だったので、いつもどおり2つと思うほうにもそれなりの正当性があった(と思う)。ぐちゃぐちゃになってテノールとソプラノのソロに入ってしまい、大変だった。「もうダメ。止まる」と覚悟したらソロが力づくで全体をまとめてくれてなんとかクリア。でも本当に冷や汗かいた。
似たような出来事は2年くらい前の某オケでもあった。曲はマーラーの1番。1楽章最後の最後。G.P.後の最後のところで指揮がよくわからない振り方をした(前日のリハから毎回違った振り方をしていたしテンポもどんどん遅くなるし、で自分は危ないな、と思って警戒していた)ところ、1stのうしろのほうがどっかーんと飛び出してグチャグチャに。毎回違う指揮者も責任あるが、ちゃんと見ないで(指揮とトップを)適当に弾き散らすほうが責任重大。ちなみにこの演奏会では同じマラ1の3楽章のチューバがほとんど音が出ず(忘れたのではなく、単にヘタなだけ)、唖然とした。これも一種の事故かも。
止まりそうだったのはもう1回あって、1995年くらいの室内楽演奏会。ブラームスのピアノ五重奏をやったが、他の4人に対してピアノのレベルがlogプロットしても足らないくらい低い。(よく知らないまま、無理やり組まされたのと、本人の自己申告に虚偽があってわからなかった)とにかくヘタでミスタッチは頻発するにテンポは守れないし(要するに簡単なところは早く、難しいところは遅れる)弦楽器の音や和音は聴けないし、でどうしようもない。おまけに本人にヘタだ、という自覚がないので「いやぁ時間なくてさらえてないんですよね」としゃぁしゃぁと言ってくれる。さすがに本番1週間前くらいにキレたチェリストがその台詞を聞いた瞬間に「お前は必死で練習しろ!」と一喝(笑い)。それでおとなしくなったが、才能のない人間が1週間でさらえる量なんてしれてる。前日のリハもぼろぼろでいつ止まってもおかしくない状況。で弦の4人で示し合わせて「何があってピアノは無視して俺たち4人でしっかり弾こう。終わりが揃わなくてもいい。楕円球(私)がとにかく引っ張れ」となった。あ、私が1st Vnだったので。実質的リーダーはVcだったが、まぁとにかくそうなった。そのおかげで本番2箇所あぶなかったが、全くピアノには忖度せずに淡々と演奏した。
ということで本当に演奏って大変。楽しいことは楽しいけれど・・・。