大好きなインドベスパ。

自賠責保険が1月で切れるから、入り直さなければならない。

 

さてどこでやろうか?

 

 

 

昔ならバイク屋が定番だったけど、今は確かコンビニでも出来るはずとネットを検索。

 

ファミリーマートの申し込み画面が出てきた。

どうやら、パソコンでデータを打ち込んで、スマホの返信メールをお店の店員に見せれば出来るらしい。

 

(イメージ)

 

万が一、モタモタすると他のお客さんに迷惑だから、仕事帰りの遅い時間にファミマに寄った。

しめしめ、予想通り客は誰もいない。

 

 

(イメージ)

 

いらっしゃいませ!と出迎えてくれたのは、若いバイトの女の子。

早速、スマホの画面を見せると、彼女は固まってしまった。

 

急に不安になる私。

 

気を取り直した彼女は、マニュアルを一読するとバインダーを取り出した。

ホルダーには、ナンバーに貼るシールが何ページか並んでいる。

レジの画面を確認する。

ここに本部からの指示が出ることは知っていた。

 

「えーと、緑色のシールですよね?」

 

自賠責のシールは、年や月によってそれぞれ色が違う。

2年後だから7年2月のシールだが、色まではわからない。

彼女はページをめくりながら、またレジの画面を確認した。

 

「お客さん、緑色で合ってますよね?」

 

色に拘ってばかりで、どうも話がかみ合わない。

時間だけが、無情に過ぎて行く。

 

考えてみれば、自賠責保険を自分でやるなんてバイク乗りくらいのものだ。

ましてや、今の若者はスクーターさえ乗らないから、保険のことなんて知らなくて当然。

 

これじゃ終わらないと思い、レジを挟んで2人でシールを探し始めた。

 

あった! これだよ。

 

「でも、青ですよ・・・」

 

画面には、なんて書いてあるの?

 

「本部は、緑色のシールって言ってるんですよ。見てもらっていいですか?」

 

彼女は本当に困っているようだったので、カウンター越しに画面を覗こうとした瞬間、気が付いた。

私が欲しいシールが収納してあるホルダーの台紙が、緑色だったのだ。

 

あれっ? もしかして緑色って、シールじゃなくてシートじゃないの?

 

あわてて画面を覗き込む彼女。

 

「あーーーー! ほんとだ! お客さん、ごめんなさい! 私の勘違いでした。」

彼女はペコペコと謝り出した。

 

あははっ! いいよ、いいよ。

おじさん、暇だからさ。

それに、なんかちょっと面白かったから許す!(笑)

 

笑いながらそう言うと、彼女に笑顔が戻った。

 

 

 

日常起きる些細な出来事ですが、問題はどう捉えるかだと思うのです。

 

慣れないバイトの女の子のせいで、時間を無駄にした。

お客にマニュアル画面を見てくださいなんて、ダメだろう?

まったくツイてない1日だった。

下手すりゃ、怒り出す人もいるでしょう。

 

同じ出来事が起こっても、本人次第で幸せになったり、不幸になったり。

日々の生活ってこれの繰り返し。

もちろん私は、普段からこんな感じだから、毎日が楽しくてしょうがない。

 

皆さんはどうですか?

 

あっ!

聞くまでもないか。

立ゴケさえネタにしちゃう皆さんのことだから、私と一緒だね(笑)