ビモータ
他社のエンジンを使ってオリジナルのバイクを手作りするイタリアのメーカーです。
新車を購入して、エンジンだけを外して使ったりするので、高額なバイクとしても有名ですね。
私が初めて見たビモータは、このDB1でした。1985年製
まだ若い頃で、憧れのバイクとして遠くから見てるだけでした。
その頃からビモータは意識していたのですが、1990年頃、私をとんでもなく刺激するバイクが発表されました。
テージです。
ハブセンターステアリングというフロント周りの造形に釘付けになりましたね。
いつかは、乗ってみたい!
その思いは強かったのですが、お値段は500万円!
叶わぬ夢でした(笑)
写真は、浜松で行われたクシタニコーヒーブレイクミーティングで見掛けた時のものです。
D3でしょうか? 並み居る車列の中にこいつを見つけた時は、飛び上がりました。
後ろのお兄さん達は、BMのアドベンチャーを肴に話し込んでいましたが、私は心の中で叫んでいました。
何見てるの! 後ろ後ろ!! テージだよ、テージ!!!(笑)
そんなビモータですが、珍車も存在します。
1995年頃に発表されたマントラです。
ドガの2気筒エンジンなのに、マフラーは4本出し。
おちょぼ口のようなヘッドライト。
そのくせ、高スペックというこのバイク、何故か私のハートを鷲掴み!(笑)
でも、日本では間違いなく変態バイクでしたね。
当然、全然売れませんでした。
最後は、新車で85万円まで値下がりしたそうです。
あれから、20年。
時々思い出しては、グーバイクやヤフオクを覗いてみたりしてましたが、見掛けることはありませんでした。
そんなある日・・・・
朝の犬の散歩中、気まぐれで一本道を変えてみたら・・・・
あれ?・・・まさか・・・・
ある所には、あるんですねぇ。
シートが破れてなきゃ気が付かなかった。
灯台下暗しとは、正にこのこと。
前のBMWと隣のベンツは、おそらく所有者は同じでしょう。
ナンバーが付いていましたから、本気出せば所有者を探し出して売買交渉できるかもしれません。
ドガのチューニングショップに持ち込めば、レストアも可能かも。
・・・いや・・・・やめときましょう。
青春時代に憧れたマントラは、静かに眠りについたのです。
わざわざ寝た子を起こすことは無い・・・
これからは、毎朝、愛犬と共に静かに朽ち果てていくマントラを、見守ることにします。
と、大人ぶって書きましたが、本音を言えば・・・
動いてるうちに50万円くらいで、譲ってほしかったわ!(笑)