こんばんは。
心理セラピストの杉原京子です。
※久しぶりなので、さわやかな青空の写真でスタート!
前回の記事から随分とお久しぶりになってしまいましたが、その間、リトリーブサイコセラピーの仲間達や仕事を通して出会った人達から、様々な経験をさせていただき、また、そこからたくさんの学びをさせていただきました。
人と関わる事でしか得られない経験や学びって、とても貴重で大切ですね。
それが老若男女問わず、色んな人達と出会う事で経験や学びの幅が広がっていくのを感じました。
例えば、
「最近どんな本を読んだ?」
という雑談から、その人がどんなことに興味を持っていたり、どうしてその本を読んだのか理由を聞いたり、それを読んでどんな感想を持ったのかシェアしてもらったりして、この人ってこういう考えをもってるんだ、とか、こういうことに興味を持ってるんだって、知ることっておもしろいなぁって思います。
最近どんな本を読みましたか?
経済やお金に対しての価値観が、これからの時代テクノロジーで大きく変わっていく面白さを知りました。
よければシェアして下さいね
(=´∀`)人(´∀`=)
久しぶりに書く記事の今日のテーマですが、
「強さ」についてです。
こんな言葉をよく聞きませんか?
「強いなぁ! こんなに辛いのに泣かないなんて」
「あれだけ打たれたのに凹まないなんて、なんて強いんだ」
ほんとにこれって強い人って思いますか?
ほんとは辛くて悲しいのに、絶対泣かない。
めっちゃくちゃに怒鳴られたり、大失敗して周りにも大迷惑をかけたのに、凹まずにいられる。
これって一見すると何事にも動じない強い人のように思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?
本当は悲しみに打ちひしがれるような感覚や、腹わたが煮えくり合えるような感覚を持っているのに、それを感じないようにしているんですね。
じゃあ、
もしそんな感覚を感じてしまったら?
こんな事くらいで悲しんでいたり、怒ってしまうなんて、自分はなんて弱い人間なんだ!
そんな風に思ってしまうと、
弱い人間=負けた感覚
弱い人間=ダメな自分
という風に思ってしまうのが嫌なので感じないようにしてるんです。
そして、
弱い人間だと世の中を生きていけない。
そんな風に思ってしまってたりするんです。
だから、それらの感情や感覚を感じないように歯を食いしばって強く我慢してたりするんです。
歯を食いしばるのをやめた瞬間、弱い自分という見たくないものを見ることになり、とてつもない恐怖や不安に襲われてしまいます。そんな思いをするくらいなら、歯を食いしばって我慢していた方が、まだましなんですね。
ここでいう「強い」とは、単なる「我慢強い」だけ。
そんな風に我慢強くなってしまうのには、幼少期の頃に親からの刷り込みが要因となります。
・親から何事にも歯を食いしばって我慢しろと言われてた。
・感情を出すと怒られたり、無視された。
・親も感情を出さずに我慢していた。
・親が常に人と比べて勝ち負けを意識していた。
こういう状況で幼少期を過ごしていたら、感情を表現する事を止めてしまう。そして、それが続くと感情を感じることを止めてしまい、諦めていくうちに感覚も麻痺してしまいます。
ずっと我慢と諦めの人生です。
感情を表現せずにいると、一見穏やかですが、根底には我慢諦め、そして負けた自分=弱い自分を否定し、そんな弱い自分をみたくないから、ずっとそこから逃げ続ける(恐怖と不安を抱えつづけた)人生。
本当なら幼少期に、しっかりと悲しみや怒り、恐怖や不安といったどんな感情も感じて表現してそれを親にしっかりと受け止めてもらえた経験があれば、大人になった今、それが自分でできるのですが、それをしてもらい損ねて、感情を感じないようにしたり、表現したり出来ないのです。
また、自然と沸き起こる感情を持つことも許されるず、ありのままであってはいけなかったんですね。
では、
本当の「強さ」とは?
本当の強さとは、
自分の弱さ、見たくない、認めたくない感情(特に恐怖や不安)も、逃げずに見る。認める。受け止める。
これが出来ることだと私は思います。
そうすると等身大の自分で生きるので、とっても生きやすくなります。
どんな感情や感覚もその人の大切な一部なんです。
だから認めて受け止める。
とことんその感覚や感情を逃げずに味わい尽くす。
これが出来る人は、本当に芯の強い人だと思います。
弱い自分もブラックな自分も全部大切な自分なんです!!
だから、辛くて悲しい時はぐっと堪えずに、しっかりその悲しみを味わって泣ききる。弱い自分を認め、そこから湧き上がる恐怖や不安を感じきり受け止める。
そんな時間を持つことは、とっても大切ですよね。
そうして自分の感情や感覚から逃げずに向き合っていくと、恐怖や不安が緩和され、心がしなやかになり、折れにくい心が形成されていくのだと私は思います。
こうやって、自分と向き合うことができるようになると、問題が起こっても自分で乗り越えていける本当の芯の通った強さが身につくのだと私は思います。
そして、問題を自分で乗り越えていくと、新たな世界が広がっていくのだと私は思います。
問題を乗り越えたその先の世界
あなたはどんな世界を見たいですか?