こんばんは。

 

心理セラピストの杉原京子です。

 

長らくの間が開きましたが、今日は感情について引き続き書きます。

 

リトリーブサイコセラピーの講座を受講して、「ちーん」となっておりました。

感情なんていらないし、感じなくてもいいって思ってたのに、「ちーん」となること自体、感情を感じてたからなんですが、その時の私にはまあだ理解できませんでした。

 

 

では、

 

なぜ、私が「感情なんて邪魔なもの」って思ったのか。

 

それだけ、感情をあまり感じてこなかったのと、小さい頃にネガティブと言われる「悲しみ」や「怒り」そして「恐怖」という感情を感じた時に、誰にも受け止めてもらえず、辛くて苦しい思いをして、これ以上感じたら死ぬんじゃないかと思ってしまってのではないかと思います。

 

誰だって、そんな思いはしたくない。

 

だからと言って無理矢理ネガティブと呼ばれる感情を無かった事にして、ポジティブに置き換えられるものでしょうか?

 

感情とは、元々自分の中にあるもの。

ということは、その人の一部なのです。

 

なのに、その一部を嫌だから、見たくないって言って見ない振りをしたり、無かった事にしようとする。

 

それって自己否定にならないでしょうか?

 

どんな感情もその人の一部なのだから。

 

そんなネガティブと呼んでいる感情達(悲しみ、怒り、恐怖)って、

実はとても大切な感情です。

 

「悲しみ」

何に対して悲しいのか。

どうして悲しいのか。

 

これを自問自答していくと、自分が何に対してとても大切にしてきたものか、また何を愛していたのか、それが分かります。

とても大切にしていた物・人がいなくなった時、人は悲しい感情を感じます。

それだけ、大切にしていたんだね。それだけ、その人の事大好き(愛してたん)だったんだね。と。

 

「怒り」

何に対して腹を立てているのか。

どうして腹が立つのか。

 

これを自問自答していくと、自分が何を大切に守っているのかが分かります。

とても大切にしていたのを、盗られた。壊された。

または、私が大切にしている思いを傷つけられた。

怒ることで、私が大切にしている物や人を守る事ができます。

 

「恐怖」

何が怖いのか?

どうなってしまう事が怖いのか?

 

恐怖は、とても自分を大切に守ってくれる感情です。

恐怖が無いと危険な事から自分を守れなくなります。

そして、もう一つ。

上記の2点を自問自答することで、自分がやりたくない事や、しんどくて辛いという理由や、自分がやりたい事があるのに出来ない理由を教えてくれます。

 

 

こんな風にネガティブと呼ばれる感情を感じて、まずは自分がそういう感情を持ってる事を認めること。

 

それが、自分と向き合う第1歩だと私は思います。

 

自分と向き合うとは、自然と生まれる感情を見ないふりをせずに認める事。そして、そんな感情から自分への大切なメッセージを読み取り、自分自身の気持ちに寄り添う事なのだと私は思います。

 

そうする事で、自分の感情を取戻し、自分らしく生きる事に繋がるのだと私は思います。

 

ただ、これを一人でするのは、とても難しいし、辛いし苦しいし、なかなか出来ない事です。

 

なぜなら、ここで言うところの「自分と向き合う」は思考レベルではなく、感情レベルだからです。

そして、やはり辛かったり苦しかったりする事に人は避けようとします。それに、そう言った辛くて苦しい感情を向き合うには安心安全を感じる場が必要となります。

 

そんな安心・安全の場でじっくりと自分と向き合ってみませんか?

思考レベルでは解決できなかった問題や、生き辛さを感情レベルで問題を紐解き、解決していきませんか?

 

大阪でリトリーブサイコセラピーの基礎講座が7月15日(土)から始まります。

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個人セッションのモニタも募集しております。

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