「ふいに立ち止まる」
ふいに立ち止まる
真夏の熱線は鋭く
痛みを伴って通り過ぎる
無表情な人の群れは
変則的なリズムで足音を鳴らす
少し目線を上げる
訝しげな視線で四方から犯された
邪魔とばかりに肩を撥ねられる
私は・・・・・
川の流れを裂く苔のついた岩か?
緑の草原に不釣り合いな避雷針か?
世の中全てが敵だとは思わないが
世の中全てが味方だとも思わない
ふいに立ち止まったまま
淡々と時間は過ぎてゆく
。。。。。私は・・・・・川の流れを裂く岩か?の部分から、
どうしようもない孤独を詩にした。
もちろん絶望という単純な事ではなく、
俺は俺でいいじゃん!という希望も含んでいる。