前回のブログでも書いたが、本来なら嫁向けの映画。
当然嫁に「行かんけ?」と誘ったが、やんわりと拒否され、しかも悪の教典が観たいと言いやがった。
横山光輝風に言うと「なんたる愚」となるだろうか?
そもそも灰野敬二を知ったのは嫁の影響だった。
嫁の車に真っ黒なジャケットのCDが置いてあり、恐る恐る尋ねると灰野敬二だよ!と思春期の声で嫁が答えた。
それから嫁の車に乗る度に数回灰野敬二を聴く事になるんだが、さすがの私も複雑な詰め将棋を解くような難解な表現に言葉を失っていた。
しかし、今現在は高橋優のストレートな歌声が車を飽和状態にしている。
改めて嫁の変貌ぶりには驚きを隠せない。
そんな訳で今回の映画は一人である。
まあ、それよりも出掛ける前に確認した天気予報の雨、雪、雪、雪、雪、雪。。。の方が正直キツイ。
もう降水確率なんかどうでもよくなる。
要するにリュックには常にカッパに入れておき、いつでも取り出せるようにすればいい。
そんな中で聴くサニーデイサービスの「LOVE ALBUM」。。。たまらんやんか!「恋は桃色」だけ聴くはずだったが、流れで最後まで聴いてしまった。「うぐいすないてる」もええやんか!
近くのバーで時間をつぶす。行きつけの店は休みだったため、何となくいい感じの店に入る。映画はあと1時間後。。。沈黙の連続で静かに耐えようか?と思えば行きつけの店員とばったり出会ったではないか!偶然とは怖くて鋭い。
それから何人か合流し、4人で語り合う水曜日の夜。
何となく1時間経過したので解散。
一路シネモンドへ。
?30分時間を間違っていたようで、途中から観る。まあ灰野敬二だし、ええか。。。
内容はやはり難解だった。てっきりビートルズのレボリューション9とかフーの暴力性に影響を受けたと思いきや、ドアーズだった。
恐らくはお坊ちゃんで裕福な家庭だったとは思うが、そこには触れなかった。まあ、普通の家庭かもしれん。
いや、そもそもCDも売れているとは言えないのに、どうやって生計を立てているんだろう?俗な推測で申し訳ないが観ている間そんな事ばかり考えていた。
音楽的にはノイズというか、不安定なリズムにギターを鳴らす感じだった。
「何かある人」のはずだが、「そんなにはないな」という印象。だから。。。寝た。。。
そんなこんなだったが、帰りに聴くサニーデイが良かった。