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outside666さんのブログ(日本の一般人で唯一本音を語ります)

どうも!OUTSIDE666ことろんりいです。

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さて、灰野敬二の映画について語ろう。



前回のブログでも書いたが、本来なら嫁向けの映画。


当然嫁に「行かんけ?」と誘ったが、やんわりと拒否され、しかも悪の教典が観たいと言いやがった。


横山光輝風に言うと「なんたる愚」となるだろうか?


そもそも灰野敬二を知ったのは嫁の影響だった。


嫁の車に真っ黒なジャケットのCDが置いてあり、恐る恐る尋ねると灰野敬二だよ!と思春期の声で嫁が答えた。


それから嫁の車に乗る度に数回灰野敬二を聴く事になるんだが、さすがの私も複雑な詰め将棋を解くような難解な表現に言葉を失っていた。


しかし、今現在は高橋優のストレートな歌声が車を飽和状態にしている。


改めて嫁の変貌ぶりには驚きを隠せない。


そんな訳で今回の映画は一人である。


まあ、それよりも出掛ける前に確認した天気予報の雨、雪、雪、雪、雪、雪。。。の方が正直キツイ。



もう降水確率なんかどうでもよくなる。

要するにリュックには常にカッパに入れておき、いつでも取り出せるようにすればいい。


そんな中で聴くサニーデイサービスの「LOVE ALBUM」。。。たまらんやんか!「恋は桃色」だけ聴くはずだったが、流れで最後まで聴いてしまった。「うぐいすないてる」もええやんか!


近くのバーで時間をつぶす。行きつけの店は休みだったため、何となくいい感じの店に入る。映画はあと1時間後。。。沈黙の連続で静かに耐えようか?と思えば行きつけの店員とばったり出会ったではないか!偶然とは怖くて鋭い。


それから何人か合流し、4人で語り合う水曜日の夜。

何となく1時間経過したので解散。


一路シネモンドへ。


?30分時間を間違っていたようで、途中から観る。まあ灰野敬二だし、ええか。。。


内容はやはり難解だった。てっきりビートルズのレボリューション9とかフーの暴力性に影響を受けたと思いきや、ドアーズだった。

恐らくはお坊ちゃんで裕福な家庭だったとは思うが、そこには触れなかった。まあ、普通の家庭かもしれん。


いや、そもそもCDも売れているとは言えないのに、どうやって生計を立てているんだろう?俗な推測で申し訳ないが観ている間そんな事ばかり考えていた。



音楽的にはノイズというか、不安定なリズムにギターを鳴らす感じだった。



「何かある人」のはずだが、「そんなにはないな」という印象。だから。。。寝た。。。


そんなこんなだったが、帰りに聴くサニーデイが良かった。

「蛮人」


蛮人になってやろうか?

端の方から噛みちぎってやろうか?


俺は見せかけのマルクス主義者

ただのイカサマ傍若無人


政治家よりもタチが悪い嘘つき

記憶の本棚を都合だけで並べる


狂った悪魔の沙汰と幻

歴史の器をひっくり返す


我の事しか考えない

他人がどうなっても知らん顔


俺はインテリもどきの儒教者

腐った言葉を撒き散らす


政治家よりも嫌われる存在

誰も彼とは目を合わせない


夢を追うのも疲れている

後悔と疑念を固めて飲み込んだ



俺は蛮人




。。。陽水さんの「ミスキャスト」から影響された。

本当に嫌な奴を書いてみたかった。


半分以上は練らずに思いつきで書いたが、

「記憶の本棚を都合だけで並べる」の部分は秀逸だと思う。


まあ、でも。。。駄作の方になるわな。。。










「背負う男」



彼は荷物を背負っている



その量は重力に逆らうが如く


目も疑う甚大な物で


後ろから見れば膝から下が


隠れてしまう程であった



元々なで肩のために


左右に重みを分散させるといった


バランスのとれた力学は


彼には無縁だった



特別力持ちではなく


特別賢い訳ではない


人間の能力としては寧ろ


平均点を大きく下回っていた



しかし彼はすべてを背負い続ける


腰を折って少しずつ前を歩く



濁流の雨が降ろうが


空気を裂くような風が吹こうが


鋼鉄の太鼓を叩くような雷が鳴ろうが


彼は荷物を降ろすことはなかった



誰にでも荷物を分ける事が出来たはず・・・だが


彼はやらなかったどころか


誰からも気易く受け取るために


荷物は増える一方だった



ついには支えることが出来なくなり


前方から嫌な角度で崩れ落ちた


助ける人がいないどころか


周りはそんな彼に罵声を浴びせた



荷物を守るために彼は


一切受身を取らなかった



荷物を背負う男



彼を「いい」と見るか「わるい」と見るか


彼自身も混沌の意識の中で考えている



。。。

正直私がこんな状態です。

能力が無いのに、何故か何でも背負ってしまう。

断る事も出来ずに、怒られる。

しかし「いい」とも「わるい」とも考えられない。