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昨年のスポハラが過去最高
昨年度指導者の体罰や暴言・パワハラなど、所謂スポーツハラスメント・スポハラについて、日本スポーツ協会・JSPOの窓口への相談件数が、過去最高の485件あったとのこと。
12年前に大阪・桜宮高校バスケットボール部の生徒が、指導者顧問の体罰を苦に自殺した事件以降、日本のスポーツ界での体罰問題に改善の動きが出てきましたが、まだまだ根深い問題と感じます。暴力やパワハラは犯罪です。犯罪行為を用いて指導する時点で、その指導は何の正当性も持ちません。犯罪者の言うことを誰も聞くはずがありません。指導者は暴力やパワハラで生徒を支配するしか術がないなら、もう指導者の体をなしていませんので、即刻その地位を退くべきです。
6年にPHP研究所の政治経済論壇誌“Voice”2018年5月号で、“スポーツに暴力は必要ない”と言う論考を寄稿しました。スポーツ界に蔓延る暴力の風土を無くす一助となれば幸いです。