12年前の今日はアトランタでホーマー・ライスさんと再会

12年前の今日6月15日は、米国ジョージア州アトランタ市にあるジョージア工科大学で全米初のアスリートプログラム、トータル・パーソン・プログラムを制作されたホーマー・ライスさんと再会しました。

～2012年6月15日、ジョージア工科大学のフットボールスタジアムでホーマー・ライスさんと共に～

ライスさんには私がワシントン大学のフットボールチームでアシスタントコーチをしていたころから、トータル・パーソン・プログラムについてご教示いただいてきました。12年前の渡米は朝日新聞の後藤記者から、アメリカの大学スポーツなどの人材育成について取材したい、とのご要望で同行取材となりました。

今週ホーマー・ライスさんが亡くなられました、97歳でした。ジョージア工科大学をはじめ、全米中の学生アスリート育成に関わられ、長年多くの成功者を世に輩出する貢献をされてきました。90歳を過ぎても大学でトータル・パーソン・プログラムの教鞭をとられました。

日本では競技力以外、人間力を高める人材育成は、まだまだアスリートには提供できていないのが現状です。後藤記者は昨年の日本大学アメリカンフットボール部の大麻・違法薬物事件をはじめ、日本の大学スポーツの不祥事を受け、12年前のホーマー・ライスさんへの取材から、関連記事2件を掲載されました。

日大アメフト部復活には条件を　卒業率3割→9割にしたコーチの改革：朝日新聞デジタル

罪犯した学生やめさせないで 日大アメフト問題、日本で深まらぬ議論：朝日新聞デジタル

そして今年に入りライスさんへのメールでの取材で最新記事も手掛けられました。

（フォーラム）大学スポーツを考える：２　対策は：朝日新聞デジタル

ライスさんが授けてくださったことをもとに、少しでもライスさんの偉業に近づけるよう、今後も取り組んで参ります。