ワシントン大学の卒業式 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

ワシントン大学の卒業式

現地時間で6月8日にワシントン大学で卒業式が行われました。今年で149回目の卒業式となり、3つあるキャンパスの中でメインとなるシアトルキャンパスでは、約7,400人が卒業しました。毎年5万人以上の卒業生の家族や友人が参列するため、卒業式の会場は毎年7万人収容の大学所有のフットボールスタジアムが使用されます。

 

卒業生の多くはまだ就職先が決まっていません。アメリカでは日本のような新卒一括採用する企業はなく、日々企業が求人を出す仕事にエントリーするのです。つまり日本で言う中途採用と同じ条件で新卒者もエントリーすることになります。今日本でも導入が進む“ジョブ型雇用”がアメリカの新卒者の就活になりますので、卒業した後のエントリーとなります。当然給料はその仕事の中身にリンクするので、一般的に新卒初年度でも年俸7万ドル、コンピューターサイエンスの学位が必要な職種などでは、新卒初年度でも年俸10万ドルも不思議ではありません。そのため、大学時代にインターンシップなどを通じ職能力を高めていくことが求められます。

 

アメリカの大学新卒生の年俸の仕組みについては、著書“日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)PHP研究所”で詳しく取り上げています。