東海大学野球部で未成年飲酒と暴行の報道 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

東海大学野球部で未成年飲酒と暴行の報道

東海大学野球部で上級生による未成年への飲酒の強要と、暴行問題があったとの報道がありました。

 

 

6年前にPHP研究所の政治経済論壇誌“Voice”2018年5月号で、“スポーツに暴力は必要ない”と言う論考を寄稿しました。日本のスポーツ界に蔓延る暴力問題の解決に活かされれば幸いです。

 

 

 

東海大学野球部ではコロナ禍の2020年に大麻使用事件もあり、法令厳守が徹底できない実態が浮き彫りになりました。

 

 

4年で総入れ替えになる大学スポーツでは、不祥事が発覚したその時だけ、その場しのぎの研修をするだけでは効果は限定的です。アメリカの大学スポーツのような、継続して実践する人材育成プログラムの整備が必要です。

 

また、部で使用する専用寮も不祥事を生み出す温床となります。これは最近暴力問題があった大相撲宮城野部屋、そして宝塚歌劇団のパワハラ事件でも、同様の問題を抱えていることも指摘しておきます。

 

 

先月朝日新聞で配信されたポッドキャストで、アメリカの大学スポーツが取り組む人材育成プログラムについてお伝えしました。

 

 

 

不祥事が起こったからと慌ててその場しのぎの研修をするのではなく、日ごろから正しい生き方を実践し、社会が豊かになるために国を背負って立つリーダーとなること、これがアメリカの大学スポーツが目指す人材育成の根幹です。不祥事に振り回される日本の大学スポーツとの大きな違いです。