ホーマー・ライスさんの記事が11年ぶりに朝日新聞に掲載 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

ホーマー・ライスさんの記事が11年ぶりに朝日新聞に掲載

ジョージア工科大学で全米初の学生アスリート育成プログラム、トータル・パーソン・プログラムを制作運営されたホーマー・ライスさんの記事が、今朝朝日新聞デジタル版に掲載されました。

 

 

この無料記事とは別に12月18日には、有料版でさらに詳しい内容の記事が掲載されました。

 

 

日本大学アメリカンフットボール部の大麻・違法薬物事件をはじめ、今年日本の大学スポーツで発生した多くの不祥事の対応の一助として、トータル・パーソン・プログラムのような学生アスリートに正しい生き方を実践する機会を提供することは、現在の日本の学生スポーツに欠けている課題です。これら記事のベースは2012年に朝日新聞“GLOBE”に掲載された記事でした。その年の6月にこの記事を担当された後藤記者の要望で、私が関わったアメリカの複数の大学スポーツの取材をお手伝いしました。私はこの記事でも取り上げられたジョージア工科大学のトータル・パーソン・プログラムについて、ライスさんから直接指導を受けた関係もあり、ジョージア工科大学でライスさんをはじめ関係者への取材で対談させていただき、それぞれのアスリート育成の取り組みを共有していただきました。

 

~2012年6月に朝日新聞の取材後、ジョージア工科大学フットボールスタジアムでホーマー・ライスさんと共に~

 

2014年には朝日新聞の別の記者が、当時阪神タイガースで活躍した、ジョージア工科大学出身のマット・マートンの特集記事を手掛け、トータルパーソンプログラムの追加記事を掲載していただきました。2020年には2014年の記事を引用した記事が、朝日新聞のインターネット版“Withnews”に記事掲載されました。

 

この記事の中にもあるように、マートンが“スポーツという小さな世界だけで生きるリスク”と、日本の学生スポーツの課題を指摘しています。学業軽視、スポーツ偏重の悪しき風習を改善し、不祥事の起きにくい風土を育めるか、日本の大学スポーツの本気度が試されます。