今週はノーベル賞ウィーク | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

今週はノーベル賞ウィーク

今週はノーベル賞の受賞者が発表されています。

 

~京都産業大学のアメリカンフットボール部でコーチをしていたころ、ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英先生から頂いたノーベル賞メダルチョコレート~

 

昨日はアメリカ国籍を取得されたプリンストン大学の真鍋淑郎さんが物理学賞を受賞されました。現在真鍋さんの国籍はアメリカなので、厳密には日本人という表現は正しくなく、日系アメリカ人というのが正解なのでしょう。

 

 

近年は国内に残って研究をするよりも、海外で潤沢な研究資金のある機関へ移籍されるケースが増えていると言われています。真鍋さんは20台でアメリカにわたっているので、その方がどういう環境で研究活動をしたいのか、ベストな環境を考え早くから渡米されたということなのでしょう。国が研究費をもっと出さないと、日本から優秀な研究者が流出する!と危惧する意見もありますが、アメリカは国が何でも税金で補助しているわけではありません。兆単位の基金を有するハーバード大学をはじめ、潤沢な資金を有する大学を国が支えているわけではありません。成功をおさめた卒業生が母校へ多額の資金を寄付する文化があります。オリンピックのメダルも同様です。メダリストを多数輩出しているアメリカの大学スポーツも、独自に収益を上げてアスリート育成や競技場建設の資金を大学独自で賄っています。日本人はまずこの、なんでも国に依存する体質を改善する必要があります。

 

著書“日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)PHP研究所”では、アメリカの大学が国の補助金以外で、どのようにして潤沢な基金を有することができるのか、詳しく取り上げています。

 

 

また、著書“スポーツマネジメント論(アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ)昭和堂”では、プロを凌ぐ収益を上げるアメリカの大学スポーツビジネスについて詳しく取り上げています。