大学の秋入学再燃 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

大学の秋入学再燃

昨年新型コロナウイルス・新型肺炎の感染が拡大し、休校が続いた時期に教育機関の秋入学の議論がされました。元々半年のギャップタームができるために見送られてきましたが、休校でできたギャップを活かすという意見もありましたが、小・中・高・大の教育機関だけでなく、卒業後の就職で受け入れる企業の運営にもかかわるため、一気に話は進みませんでした。昨日政府の教育再生実行会議では、小・中・高の9月入学は見送られましたが、大学の9月入学や4セメスターなど通年で入学・卒業ができるようができる環境を整備することになるようです。

 

 

アメリカでは秋入学と4セメスターが一般的ですが、編入学を含め通年で入学・卒業ができるよう柔軟な対応ができています。少子化で大学進学世代が減少していく中、大学も生き残りをかける上で海外からの留学生の受け入れも重要になります。通年で入学できる環境は留学生の受け入れには大きなメリットが出てきます。大学生の就職活動でもこれまでの新卒一括採用など日本型雇用が改められ、欧米で一般的なジョブ型雇用に移行し始めています。日本の大学も国内だけに目を向けず、グローバルな視点で運営を行うことが重要です。

 

日本の大学のグローバル化については著書“日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)PHP研究所”で詳しく取り上げています。