全柔連でパワハラ疑惑 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

全柔連でパワハラ疑惑

今日は全日本柔道連盟でパワハラ疑惑の報道がありました。

 

 

2013年には女子柔道日本代表チーム内で指導者のパワハラ問題が発覚し、男子柔道のオリンピック金メダリストが在籍していた天理大学柔道部でも暴力問題がありましたし、最近も中学の柔道の部活で顧問の暴力事件がありました。

 

 

昨年は世界最大の人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチが、日本のスポーツ界の暴力問題の調査報告書を公開しました。

 

 

日本のスポーツ界はスポーツという狭い世界の中だけで生きることを良しとし、勝つことにしか関心を持たず、勝つためなら暴力指導も正当化してきました。

 

今月は東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏の女性蔑視発言があり、国内外から人権侵害発言に厳しい批判が巻き起こりました。その結果森氏は責任を取り会長職の地位を退きました。スポーツ界に根深く蔓延る暴力やパワハラといった、人権を著しく損なる行為が横行している日本で、オリンピックを開催する意味があるのか、そこが問われています。

 

2018年にPHP研究所の政治経済論壇誌“Voice”2018年5月号に、“スポーツに暴力は必要ない”という論考を寄稿しました。日本のスポーツ界が真の健全化に何が必要なのか、私の考えを共有しております。