競泳日本代表の平井伯昌監督の気づき | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

競泳日本代表の平井伯昌監督の気づき

瀬戸大也の不倫問題で日本競泳界が揺れています。所属先のANAがスポンサー契約を解除し、国内の競技会に出場ができない状況となり、JOCのシンボルアスリートの解除や日本競泳チームの主将も辞退するなど、私生活での不祥事で東京オリンピック金メダル候補が、今後の競技活動続行が危ぶまれます。

 

~瀬戸大也、契約打ち切り「五輪の顔」返上…主将辞退 日刊スポーツ電子版より~

 

競泳日本代表平井伯昌監督が2017年の世界水泳の惨敗後、大会の総括の中で日本のスポーツ界の健全化の糸口を口にされました。

 

~悩める萩野に求められる成熟 北島康介氏「肩の力を抜いて」 スポーツニッポン Annexより~

 

上記の記事でも平井監督が指摘している“水泳を取ったら何の魅力もない人間になってほしくない”という言葉は、今朝のブログでも紹介した先月のWithnewsのマット・マートンの言葉“(スポーツという)一つの小さな世界に閉じこもることは、とても危険です。教育が殻を破って違う道もあると気づかせてくれるのです。バッターボックスの外に出てみませんか”と根っこで繋がっています。

 

~アスリート式「語学勉強法」英仏語操りテニス留学、日本人学生の極意 Withnewsより~

 

以前ミスターラグビーの平尾誠二さんと、コーチングについて意見交換をしたことがありました。その時のやり取りが平尾さんの著書“日本型思考法ではもう勝てない”の中で少し紹介されています。

 

 

アスリートをどう導くのか、指導者の思考を時代に合ったものに進化させていかないと、アスリートは迷子になってしまいます。平井監督のように日本のスポーツ指導者で、やっと日本型思考を変えることに気づき始めた方が出始めていますが、まだまだが時代に合った正しいアスリート育成を実践するには至っていません。平井監督も着目し、マット・マートンも学生時代に実践したアメリカの大学スポーツのアスリートプログラムを取り上げた著書“ライフスキル・フィットネス(自立のためのスポーツ教育)岩波ジュニア新書”で、日本型思考からの脱却を目指すプログラムについて詳しく取り上げています。