PHP研究所の“実践!グッドコーチング”発売から1年 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

PHP研究所の“実践!グッドコーチング”発売から1年

昨年の今日、PHP研究所からスポーツコンプライアンス・パワハラ防止の教材“実践!グッドコーチング”が発売されました。

 

 

~暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して/実践!グッドコーチング PHP研究所HPより~

 

 

 

 

私はこの教材の製作に、スポーツ指導者の立場で参加しました。あれから一年、この教材が好評でしたので、現在第二弾の教材制作中で、今回も私はスポーツ指導者の立場で第二弾教材制作にかかわっています。この教材は企業のパワハラ防止にも役立てられているようで、企業からの購入もかなりあったようです。厚生労働省によると職場でのパワハラなどで、うつ病などの精神疾患を発症されるケースが増加しているようです。スポーツの健全化を一般社会にも役立てるいい事例になればと願います。

 

~精神疾患の労災申請は過去最多 2019年度、パワハラ原因がトップ 毎日新聞デジタル版より~

 

 

2年前の今日は日本大学アメリカンフットボール部でスポーツマンシップの講習会を提供しました。

 

~2年前の6月27日、日本大学アメリカンフットボール部にスポーツマンシップの講習会を提供~

 

その年の5月に発生したタックル問題を受け、チーム再建のために何かアクションを起こす必要性があり、チームからの要望で講師をさせていただきました。そして秋から半年間本格的なチーム再建として、具体的に実践でスポーツマンシップを育むプログラムを提供しました。

 

~日本大学アメリカンフットボール部が実践したスポーツマンシップのテキスト“スポーツマンシップ・フィットネス 1.0”~

 

パワハラを含めた健全化にはスポーツマンシップは欠かすことができません。日本のスポーツ界ではスポーツマンシップが掛け声で終わってしまうことも少なくなく、体罰やパワハラなど体育会系体質の温床となります。体育会系を優遇してきた企業の新卒採用により、結局体育会系の悪しき体質を持ち込んできたあかしが、職場のパワハラ問題なのでしょう。昨年企業に職場のパワハラ防止を義務付ける改正労働施策総合推進法が施行されました。重要なことはルールと罰ではなく、健全化するための実践を取り入れることです。