イギリス・タイムズ誌のアジア大学ランキング | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

イギリス・タイムズ誌のアジア大学ランキング

昨日イギリス・タイムズ誌のアジア大学ランキングが発表されました。

 

~トップ100に東大など日本勢14校 アジア大学ランキング 日経新聞電子版より~

 

近年日本の大学の世界的な評価が下落しています。以前はアジアでは東京大学が一番高い評価を得ていましたが、最近は中国やシンガポールの大学に後れを取ることが珍しくなくなっています。

 

日本では受験生の偏差値で大学の評価をすることが一般的ですが、大学は教育機関と同時に研究機関という側面があり、社会にどう還元されるのかという面も重視されます。そのため、研究論文の引用や研究費を外部から獲得する額の高さも重要な評価基準になります。グローバル化という点で海外の教員や研究者の獲得も重要です。そして何よりも少子化で国内の大学進学世代が減少している中、海外からの留学生を獲得することは、大学存続の大きな要素となります。そのため、世界的な大学評価はとても重要になります。

 

秋入学が留学生獲得に重要ということで議論をする目るよりも、本質である大学力に目を向けていかないと、学力が低下するから秋入学!、海外と合わせるからグローバル化!という表面的なことで右往左往している場合ではないのです。

 

大学力を高め世界的な評価でも日本の大学が認められるために何が必要なのか、著書“日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)PHP研究所”で詳しく取り上げています。