大学スポーツ協会・UNIVASが明日発足

スポーツ庁が進めてきた日本の大学スポーツ改革、所謂“日本版NCAA”は昨年10月に正式名称を大学スポーツ協会・UNIVASとし、設立準備委員会が立ち上がり１３の部会が大学スポーツ運営の環境整備を行ってきました。そしていよいよ明日3月1日に正式に設立することになりました。初代会長に早稲田大学前総長の鎌田薫氏が就任し、副会長には女子マラソンで五輪２大会連続メダルの有森裕子氏などが就任、日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏が顧問を務める予定です。

～一般社団法人 大学スポーツ協会（UNIVAS） 設立概要 スポーツ庁HPより～

私も学業充実・学習機会確保の部会に参加して、学業とスポーツの両立する環境整備の議論に参加しました。明日からはUNIVASが設立準備委員会で取り組んだ議論を引き継いでいきます。

このスポーツ政策は元々プロスポーツを凌ぐ収益を上げていたアメリカの大学スポーツのように、日本の大学スポーツも産業化しよう！ということから始まりました。しかし、学業を軽視したスポーツ編重の文化が根深い日本の学生スポーツには、産業化以前に大学スポーツのトータルな健全化を重視するほうが先決、という意見も多く、１３のテーマごとに専門家が部会に参加して、総合的な大学スポーツの環境整備を行ってきました。

まだまだ課題は山積ですが、明日正式にUNIVASが動き出しますので、今後も微力ながら日本の大学スポーツの健全化に協力していきます。

スポーツ庁では“日本版NCAA”を進めていく初期から、著書“スポーツマネジメント論（アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ）昭和堂”を参考文献として取り扱っていただきました。加盟される大学、そして今後加盟を検討される大学も、日本の大学スポーツ改革、健全化にご活用いただければ幸いです。

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