ボウルゲームにもたくさんのスポンサー | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

ボウルゲームにもたくさんのスポンサー


12月30日はワシントン大学フットボールチームがフィエスタボウルに出場します。この試合のメインスポンサーはソニーのゲーム機“PlayStation”です。



私がワシントン大学のアシスタントコーチ時代、当時のフィエスタボウルのスポンサーは、サルサソースやトルティーヤ・チップスなどのお菓子メーカーのトスティートスでした。



因みに昨日のブログで取り上げた1999年のホリデーボウルのキックオフランチョンでも、キックオフランチョン専用のスポンサーがついていました。ホリデーボウルのメインスポンサーはミネラルウォーターメーカーのカリガンでしたが、キックオフランチョンのスポンサーは大手銀行のバンク・オブ・アメリカでした。





日本でも最近はスタジアムのネーミングライツなどが増えていますが、アメリカではメイン会場だけでなく、スタジアムの色々なところにネーミングライツが使われます。日本でネーミングライツは企業の宣伝の一環になっていますが、アメリカでは一般にみられないロッカールームなど宣伝にならない部分にもネーミングライツが使われます。つまりスタジアムのありとあらゆるところにネーミングライツを使い、建設費の負担を軽減しています。スポーツの大会も単純に試合の経費運営費だけでなく、チームの移動や滞在費など様々な経費が必要です。日本では一般的ではありませんが、両チームが一堂に会し昼食会を開くなんてこともありませんが、キックオフランチョンというイベントでも、2,000名以上が参加する大規模な昼食会にかかる経費の負担をいかに賄うのか、そこには知恵が必要です。

スポーツイベントにかかる経費をどう負担するのか、ネーミングライツとはどうあるべきか、著書『スポーツマネジメント論(アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ)昭和堂』で詳しく取り上げています。



スポーツマネジメント論――アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ――/昭和堂

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