サニブラウン世界陸上男子200m決勝 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

サニブラウン世界陸上男子200m決勝


世界陸上男子200m決勝に出場したサニブラウンは7位という結果になりました。残念ですがまだ18歳ですので、この秋アメリカのフロリダ大学進学後、さらなる進化に期待したいと思います。

先月読売新聞でアメリカの大学へ進んでいるアスリートの特集があり、サニブラウンの進学するフロリダ大学を卒業したプロゴルファー東尾理子氏の体験談が掲載されました。陸上担当でもあるこの記事を書かれた記者が私の大学の授業を聴講された際、日本版NCAAやアメリカの大学スポーツについて質問があり、アメリカの大学スポーツを取り上げるなら、せっかくサニブラウンがフロリダ大学に進むのだから、経験者の東尾理子から話を聞いてはどうか、と記者に助言しました。


~『“米留学 文武両道狙い” サニブラウンら 大学 勉強環境も充実』 7月7日読売新聞朝刊より~

この記事の中で東尾理子氏は、“自分の中に一本、芯が通った”と語っています。先日のブログで競泳日本代表の平井
伯昌
監督が、今回の世界水泳で日本選手の不振と日米の選手で差が広がった要因として、“大学時代に育んだ人間力の差!”と痛感したことを取り上げました。東尾理子氏の言う“芯が通った”という感覚こそ、平井
伯昌
監督が感じたアメリカの大学スポーツで育んだ人間力ということになります。

日本も国が進める大学スポーツ政策“日本版NCAA”が始まりますが、人間力を育むためライフスキルを活用した、アスリート教育の充実もしっかり取り組んでいかないと、真の日米の大学スポーツの差はそう簡単には埋まりません。

2020年東京五輪・パラリンピックで、フロリダ大学での経験から“一本筋が通った!”サニブラウンが活躍することを期待します、Good Luck!!

アメリカの大学スポーツが取り組でいる、“人間力を育むアスリート教育”については、著書『ライフスキル・フィットネス(自立のためのスポーツ教育)岩波ジュニア新書』で詳しく取り上げています。



ライフスキル・フィットネス――自立のためのスポーツ教育 (岩波ジュニア新書)/岩波書店
¥907
Amazon.co.jp