春学期の授業でキャリア教育 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

春学期の授業でキャリア教育


この春学期では大学の経営学部の教員の授業と他大学の授業でキャリア教育をさせていただきました。







先週末に両方の授業で学生が書いた講義レポートのコピーをいただき、拝見したところ、どちらの授業でも学生たちはかなりいい刺激になったようでした。

特に大学の経営学部の授業では、学生たちはかなり集中して授業を受けれたようで、その日たまたま聴講に来られた読売新聞の編集委員(3月にインタビュー記事を書かれた方)も、“これまで色々な大学で授業を見てきましたが、ここまで学生たちが真剣に授業を受けている姿を見たことがない”と驚かれていました。

恐らく学生の置かれている環境の中で、ほとんど知ることのできない、全く異なった視点で授業をしているので、知らない世界を知った驚きや、現実の世界を知ることでいろいろ自分がどう生きていくべきなのか、真剣に考えるきっかけになったのではないか、と思います。つまり“Think・Outside・The・Box”、既成概念に捉われない思考で物事を見ることで、見えてくるものがある、ということです。

他大学の授業を担当しておられる教員は、著書『日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)PHP研究所』をご覧になられ、この本の中にある大学生に必要な既成概念に捉われない思考を持つことについても、色々関心を持っていただき、昨年も別の授業の中で本で取り上げていることを中心に講義をご依頼くださいました。今回もそのあたりを柱に講義をさせていただきました。

どちらの授業の学生にとって、いい意味でのインパクトは受け取ったと思います。講義レポートにも“今までの学生生活を改め、卒業後困らないためにしっかり準備をしていく!”というものが多くありましたが、それを実践するためのプログラムが、今の日本の大学にないのが大きな課題となっています。現在大学でアスリート向けのプログラムが動き始めましたが、一般学生も含めた実社会で役立てるためのプログラムを学生に提供していくことが、今の日本の大学に求められています。



日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか/PHP研究所
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