今朝の朝日新聞の記事 「稼げる大学スポーツ」に? 「日本版NCAA」、国は意欲 | Yosh Yoshida~Think Outside The Box~

今朝の朝日新聞の記事 「稼げる大学スポーツ」に? 「日本版NCAA」、国は意欲


今朝の朝日新聞朝刊で大学スポーツのビジネス化に関する記事が掲載され、私のコメントも紹介していただきました。

(スポーツTOPICS)「稼げる大学スポーツ」に? 「日本版NCAA」、国は意欲 朝日新聞デジタル版より


今大学生全体の50%以上が奨学金を借り、大学も少子化で経営難の大学が増えています。国立大学ですら国からの補助金が減額され、自立ある大学運営が必要な時代、課外活動の大学スポーツも学費や国の補助金を財源にすることには限界があります。
アメリカの大学スポーツをモデルにすることは、単に金もうけだけでなく、もっと根本的なこと、学生にとって最も重要なことをしっかり押さえておかないと、結局は絵に描いた餅で終わります。

なぜアメリカの大学スポーツがプロスポーツを凌ぐ人気とビジネスが成り立っているのか、昨年10月に出した新著『スポーツマネジメント論(アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ)昭和堂』で詳しく取り上げています。
この本は今大学の授業で行っている“スポーツマネジメント論”という授業の教科書ですが、国への提言という位置づけでもあり、刊行後すぐスポーツ庁の担当者(今回の大学スポーツのビジネス化)も読んでいただき、いろいろと意見を求められました。授業の教科書と国への提言という、この本の執筆の二つの目的はほぼ達成できました。
また今回の朝日新聞の記事でも、担当された編集委員はこの本を参考に記事を執筆されました。

スポーツマネジメント論――アメリカの大学スポーツビジネスに学ぶ――/昭和堂

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