先日、Joao SabiaのVersionで聞いた、パララマスのHerbert Viannaのバラード、Quase um Segundoの動画を見て、良いなーと思って、歌詞を訳してたけど、他にもHerbertのバラードを歌う人多いし、ロック系歌手のバラード、良いのもあるなーと思ったので、集めてみました。あんま、ブラジルのロック詳しくないんですけどねー。現地で人気と言うより、私の好きな曲を集めてみました。

 もちろん、ラテン圏の人は、バラード大好きなので、サンバであれ、MPBであれ、バラードの名曲は、数限りなくある訳ですが、ロック寄りのバラードを選んでみました。ロック曲だけど、ガットギターの弾き語りなんだけどねー(笑)。

 

 久々に、Joao Sabiaの動画とか見てて、見つけた動画です。Key入りとかの、他のVersionもあります。

Quase um Segundo Joao Sabia

 

 

この曲を知ったのは、Gal Costaの名盤、Aquele Frevo Axeの中で、カバーされてたから、なのでした。少し前に、このアルバムの、カエターノ作のタイトル曲、Aquele Frevo Axeを、やはり誰かMPBかロック系の歌手がカバーしてるのを聞いて、ちょうど、このアルバムを聞き返したんでした。

Gal Costa/Quase Um Segundo

 

 

誰のだったかと思ったら、多分、Silvaのこの歌かな…?。こういうバラードも、ブラジル音楽で、よくありますよね。

Aqule Frevo Axe/ Silva

 

 

Lucas Santtnaの名盤、Eletro Bem Dodoの8曲目のバラード。これも、Herberte Viannaの曲。たまに、この曲をCaetano Velosoの歌とクレジットを付けてる人がいますが、Lucas Santtanaの歌で、ロックバンド、パララマスのHerberte Viannaの曲です(笑)。

Mensagem de Amor / Lucas Santtna

 

 

 

 さっきのQuase Um Segundoを聞くと、カズーサの、Preciso dizer que te amoと、曲の雰囲気と似てるなーとか、思い出してしまったり…。Red Hot +Rioに収録された、有名なVersion。Bebel GilbertoとCazuzaのデュエット。イントロの語りの部分も、面白いから、聞いてみてー。ギターのリズムは、ボサノヴァ的ですよね。

 

 

 

この系統のバラードとして、思い出すのが、Fernanda Abreuのアルバムの中の、この曲。これは、Herberte Vianaの曲ではないですが。曲調も似てるし、タイトル似てますなー。Herverteの曲かと思い込んでたら、Marcelo LobatoとFausto FawcettoとFernandaの共作。Marcelo Lobatoは、リオのミクスチャー系のロックバンド、O Rappaのメンバーで、彼らはロック系のアーティストですよね。O Rappaは、かなりハードな音なので、ボサノヴァの対局にある音で、昔は苦手だったけど、VoのFalcaoとか、超!恰好良くて、とてもクールで恰好良いー。

Paisagem de amor/Fernanda Abreu

 

 

 

 

 これ、Fabio JrのDVDでライブを見て、すごく好きだったバラード。このLupicinio Rodriguesの曲、Voltaをギター1本の弾き語りで歌ってて、すごく素敵なのです。ルピシニオ・ロドリゲスは、暗ーい歌詞のサンバとか作ってて、某ボサノヴァ本に、歌詞が陰湿だの何だのと、ボサノヴァ世代に罵倒されてた曲を作った人。良い曲あるんだけどねー。

Fabio JRは、Romanticoとかロック系の歌手だけど、Jorge Benのライブにゲストで来てたりとか、ソウル系の曲とか、超恰好いいので、好きな曲あります。良いよねー、Fabio Jr (笑)。

 

 

 

こちらのVersionも。ストリングス入り。

 

 

 

Gal Costaがライブで歌ってましたよねー。彼女のVersionが有名なのかも?。ガルがギターを弾きながら、歌うんです。これは、色んな楽器の入った、スタジオ録音。

 

 

 

ソウルで、バラードと言えば、Tima MaiaのPrimaveraとか。

 

 

個人的には、Gostava tanto de voceのメロディの方が好きなんですが。Primaveraも好きだけど。Tim Maiaは、ソウルの枠を越えて、ブラジル人は、めっちゃ好きです。

 

 

 

 ブラジル音楽のRomanticoのジャンルは、本当に人気が高くて、元ロック歌手のRoberto Carlosとか、あとはオジサン歌手の人が、Faginerとか(彼も、元はMPBの人なんだけどねー)Wando(彼は、サンバ系歌手でした)とか、バラード系で人気があるけれど、個人的には、Nana Caymmiの歌うバラードとか聞くと、ラテン系バラードの、ブラジル音楽のバラードの真髄を感じたり…。もちろん、歌や演奏だけでなく、バラードは超ロマンチックな歌詞が、ブラジル人やラテン圏の人に愛される訳で…。他にも、バラードの素敵な歌手は、沢山いますね。

  Nana Caymmiに至ると、もはやロックの人でも何でも無くなりますが…(笑)。ピアノやガットギターなどの演奏をメインに、甘~いストリングスが入ってる演奏だったりします。と言っても、この曲は、元々ロック歌手のRoberto Carlosの曲のカバー。女性歌手が、ホベルト・カルロスの歌を歌う、というライブ企画の中の曲。ホベカルは、サンバのTeresa Cristinaがロックアルバムで彼のソングブックを作ってて、他にも沢山ソングブックはあるけど、Lulu Santosがやはり、Roberto Carlos&Erasmo Carlos集を数年前に出してますよー。

Nana Caymmi / Nao se Esqueca de Mim

 

 

Nanaの、このライブもすごーく好き。Eumir Deodatoの曲。ピアノ演奏だけをバックに歌い上げる。91年のモントルーでのライブ。

Razao de Viver / Nana Caymmi

 

 

 

 

最初の方に載せた、Aqule frevo Axeの作者、Caetano VelosoのVersion。さっきの曲よりもスピードが速めですね。やはり、ガットギター1本での弾き語り。

 

 

 ついでに、Fagnerがカルト―ラのバラードを歌ったライブの音源を。これ、めっちゃ恰好良くって、今だに、たまに聞いてしまいます。Casa de Samba2の12曲目の、Guilherme de Britoとのデュエットのメドレーのうちの1部なんだけど。好きな人は好きだけど、カルト―ラの曲で、この曲は、あまりキャッチーなメロディじゃない気がするけど、これを、バラード調に歌い上げるFagnerがたまりません・・・。2分の所から、超盛り上がるので、そこをぜひ、聞いてみてくださーい。私も超好きなので、ここを切り取った人が居て、うれしー。このライブ以外で、Faginerは、この曲を歌ってないのかしら?。こういう風に、カルト―ラの曲を、ブレーガ風にドラマチックに歌うのは、聞いた事がなかったので、驚いたんでした。他のバラード歌手も、よくレパートリーにしてるみたいですね。Emilio Santiagoとか。

 

Raimundo Fagner/O Mundo e um moinho

 

 

ロックバンドのバラードは、あまり引き出しがないんだけど、SkankのRespostaは、良い曲ですよね。好きな曲です。

 

 

 

サンパウロのロックバンド、チタンスのバラード曲ライブヴァージョンです。当時ヒットした。亡くなったメンバーを弔う内容の歌。

Titaos - Epitafio

 

 

 

 

 

と思ってググってたら、Cartolaが、彼の父とデュエットした、O mundo e um moinhoが…!!。カルトーラの父は、90歳すぎまで、長生きしたそうなのですよ。サンバ本に、セルジオ・カブラルがカルト―ラに、彼の父の事を聞く話が出てきました。

Cartola e seu Pai / O mundo e um Moinho

 

 

 

フルヴァージョンは、こちら。

 

 

 

 

 

 

関係無いけど、Noel e Cartolaってドキュメンタリー見つけたり…。

Arquitetos do samba = Noel e Cartola 

 

 

Noel Rosaの映画のオープニングかな?。Ismael Silvaの曲?。