アドリアナ・マシエルの「Poeira Leve」収録の曲。Toは、Eu Estouの短縮形のTo(のoの上に^が付いた物)の事。Toは、Estarの1人称単数現在形の口語。反する意味の単語を並列した、Tom zeらしい、シニカルな詩。Jair Oliveira & Luciana Melloのサンバライブでも、歌われてる。

同じ、アドリアナ・マシエルの「Poeira Leve」で歌われてた、Tom ZeのSoは、副題がSolidaoだったのに、Luaka BopのTom Zeコンピのクレジットを見て、気付いた。つまり、「So」は、「孤独」の意味の「So」。なるほど~。すごい抽象的な、前衛的な詩なんだけど。そこに、ものすごいユーモアと毒が込められた所が、Tom Zeの知性、って感じで、そこが素敵…。Soの中に、Poeira Leveという歌詞があって、そこから、このアルバムタイトルが付けられてる。

 この歌詞の中で、「com alegria/pra poder chorar 喜びながら、泣けるように」という一節があって、この歌詞が、この曲の次の、ノエルの、Feitico de Oracaoの歌詞のSambar eh chorar de alegriaという歌詞に、多分、繋がってて、それで、この曲の次に、そのノエルのFeitico de Oracaoが歌われるのだろう。


To

私は、すごく低い            
登れるように         
私は、すごく高い
落ちれるように         
私は、分割されている       
余れるように    
浪費している          
足りなくなるように     
ゆっくりすすむ           
時間内に収まるように     
とても軽薄にふるまう     
受け入れるために         
私は、勉強している
無知であると、知る為に          
私は、ここで食べている
吐くために                  

私は、あなたに説明している
あなたを、混乱させるために
私は、あなたを混乱させている
明らかにするために     
私は、明るく照らされている    
回りが見えなくなるように         
私は、盲目になっている        
道案内が出来るように

なめらかになる
傷付けるために                  
目を閉じる
あなたを、もっと良く見るために
喜びながら
泣く事ができるように
絶望する              
忍耐するために           
愛情深い              
苦しめるために           
ゆっくりいく
遅れない為に
命の後を追う     
死ぬために
私は、立ち去る     
戻る事が出来るように