ゼカ・バレイロが1枚目のアルバムの中で歌ってた、おもろい曲。ビニールの意味する所が、イマイチよく分からない…。CDとかを意味してるんだろうけど。というか、基本的に、Internetとかの、情報社会の事を歌った歌で、サンバ・エンヘードみたいな、サンバ形式の編曲な所が、笑える。これが、95年の曲だから、なかなか情報化社会に対する目線が、早い気が。

 イントロが、ネット回線の接続音(懐かしい!)とパンデイロの演奏で始まって、パルチードアルト・ハイテック、マルチーニョ・ダ・ヴィラ、ビル・ゲイツ、と口上が入る所とか、Diz ai、Diz aiとか、Ta Bonito!とか、Vamo nessa!とか、パゴデイロになりきって、合いの手を入れるのも、また笑える。 曲の最後では、「モレーッキ、もう、HPを開設したんだぜ」、とか言ってて(笑)。
 が、よく分からん所が多かったので、かなり適当な訳。「グローバリゼーションよ、万歳」の後で、女性コーラスによる賛美の声と拍手が流れるのも、またバカで良い(笑)。「太陽を、手でつかむだろう」は、サンバとか、フォホーとかの歌詞の、常套句。

※そういえば、後日、Notas MusicasのBlogを読んでたら、サンパウロの音楽家(ニューウェーブ、パンク系のバンドMagazineの、元Vocalとの事)で、DJ、ジャーナリストの、Kid Vinliという人がいるのに、気付いたんだった。その人に捧げられてるみたい。そういや、冒頭で、上記の2者と共に、名前が挙げられてる。80年代のサンパウロのパンクシーンで、コンサートを企画したり、自分のラジオ番組で、曲を流したりして、パンク・シーンを盛り上げた中心人物の、一人。80年代末からテレビにも出てて、VJとして、主に、海外のアンダーグラウンドのバンドの曲の紹介をしてたそう(以上、ブラジルのWikiより)。

https://pt.wikipedia.org/wiki/Kid_Vinil

http://www.kidvinil.com.br/

動画がありましたん。Kid Vynil By Zeca Baleiro
https://www.youtube.com/watch?v=ZvGdCcXVjjc


Kid Vynil

ビニール・キッド、君はいつCDを録音するんだい?
ビニール・キッド、君はいつCDを録音するんだい?

テクノロジーは、                       
終末の人類を救う                    
君が、もし悲しいなら、
こんな風に、悲しみをデリートするんだ
そして、会話したいなら、
僕に、FAXを送ってくれ
Time is money god is dead
Have you a nice dream

インターネットに接続して、
君は、全人類の心臓に達する事ができる              
一歩も動かずに、だぜ
ヘブライ語の、我々の神への祈り                
ドイツ語の哲学
あのマイケルが、
なんでテレビで、ヒステリーを起こすのかを、解明しよう  

メガバイトの無数の者が、                
孤独を、まぎらわす                   
ビル・ゲイツのおかげさ
グローバリゼーションよ、万歳
人類が、月に行ったなら、
じきに、太陽を、手でつかむだろうさ
情報処理のABCを学ぶには               
PC一台買えば十分なんだぜ!