9月の防災月間もいよいよ後半線に突入しています。
地震対策の方は進んでいらっしゃるでしょうか?
具体的に何も行動されなくても、頭の中でいろいろと想像することが
重要と言われています。
通勤の電車の中で、お風呂の中で、寝る前に、どんなときでもいいですし、
どんな場所でも構わないので、ちょっとだけ考えてみてください。
「今この瞬間に、この場で、大震度の揺れにあったら・・・」
実際に想像どおりになるかならないかは、それほど重要ではありません。
そうした想像をめぐらせておくことが、地震対策の大事な第1歩になります。
さて、今日は少し怖いデータをご紹介します。
以下の表をご覧いただき、お住まいの近くの市役所を探してください。
発生確率の上昇幅はどれくらいでしょうか?
30年以内に震度6弱以上が発生する確率の変化
場所 2008年の予測 2009年の予測 上昇幅
北海道白糠町役場 34.12% 61.44% 27.3%
埼玉県春日部市役所 12.31% 52.85% 40.6%
千葉県船橋市役所 22.83% 64.48% 41.7%
東京都大田区役所 29.20% 67.93% 38.7%
東京都足立区役所 13.06% 61.75% 48.7%
神奈川県厚木市役所 34.17% 72.89% 38.7%
山梨県甲斐市役所 43.53% 58.49% 14.9%
長野県下諏訪町役場 15.96% 54.73% 38.8%
岐阜県大垣市役所 22.24% 63.71% 41.5%
静岡県下田市役所 47.22% 61.51% 14.3%
愛知県豊橋市役所 90.09% 91.89% 1.8%
三重県津市役所 62,55% 85.20% 22.6%
大阪府堺市役所 23.78% 65.33% 41.6%
奈良県奈良市役所 16.02% 67.15% 51.1%
愛媛県今治市役所 28.62% 57.60% 29.0%
大分県佐伯市役所 32.54% 52.09% 19.6%
上の発生確率の予測値をもっとリアルに感じていただくために、他の
30年以内の発生確率と比較してみたいと思います。
阪神淡路大震災の原因となった野島断層について、地震発生直前に
予想されていた30年以内の地震発生確率はどのくらいだったでしょうか?
答えは、0.02%から8%という予測でした。
随分と低くみえますが、それでも実際に大地震が発生しましたね。
では、交通事故と台風と比較してみるとどうでしょうか?
内閣府の防災情報のホームページによれば、
30年以内に交通事故で負傷する確率は、24%
30年以内に台風で被災する確率は、0.48%
だそうです。
交通事故による負傷も台風による被災もどちらも身近に感じて
いらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
それらの危険と比べて、あなたのお住まいの地域の地震の発生確率
はどうでしょうか?
もちろん、震度6弱以上の揺れにあっても、まったくケガもしなければ
家も壊れないかも知れません。
ですので、単純比較はできないかも知れません。
また、地震の発生確率の予測は大数の法則がきかないために非常に
難しい面があり、どれだけ上の数値に信頼性があるかという問題も
あります。
ちなみに、上の表は、文部科学省の地震調査研究推進本部内の地震
調査委員会と防災科学技術研究所の地震ハザードステーションが
おこなった予測値から抜粋しています。
他の地域などの詳細は、地震保険研究会のホームページでこちらの
資料(30年以内発生確率が50%超の地域)をご覧いただければと思います。
上の資料をご覧いただければ
「大地震がどれだけ身近に迫った危険であるか」
を感じていただけるのではないでしょうか。。。
また脅すような話をしてしまい、ごめんなさい。