2年前の社員向けブログの続きです。
(引用始)
山田さん(仮称)が出社の最後の日のお別れの言葉で、日本震災パートナーズで働くことが楽しくて仕方がなかった、という話をされていました。
最後の言葉なので、気を使って話していた面が多々あったとは思いますが、おそらく、山田さんは楽しかったころのことを思い出しながら、本心でそう言っていたのだろう、と自分では解釈しています。
でも、山田さんが自ら辞めたいと言い出したときには、間違いなくこの会社で働くことが楽しいとは感じていなかったと思います。
日本震災パートナーズが創業して2年半ですが、この会社に今まで正社員として籍を置いた後に去っていった人たちが4人います。退職の表向きの理由は、体調不良であったり、家庭の事情であったり、様々でしたが、一つ共通して言えることは、全員、この会社を辞めたいと言い出したときは、この会社で働くことが楽しくない状況になっていたことだろうと思います。
それが理由に、ステップアップ或いはキャリアアップとしてもっと条件の良い仕事が見つかったからとか、自分がもっとやりたいことが見つかったから、というポジティブな退職理由で辞められた方は1人もいません。次の仕事すら見つけていないまま、辞められました。これは、この会社で働きたいという気持ちがなくなってしまったからに他ならないと思います。
どうしてそういう結果になってしまったのでしょうか?自分は、会社の社長として、社員のみんながこの会社で働きたいという意欲を維持できる環境を作ることが自分の責任だと思っています。経営理念にも掲げているように、「社員1人1人の知的創造力を尊重した笑顔の絶えない理想的な職場を創る。」ということを実践していかなければならないと思っています。これは、自分に与えられた最も重要な仕事の一つと考えています。社長にしかできない仕事の一つと思います。
4人の社員がこの会社で働く意欲を失ってしまったがために去っていった、という事実を社長として、今さらとなってしまいましたが、重く受け止めています。組織体制、組織運営、日々のコミュニケーション、一つ一つを見直さなければならないと感じています。理念は思っているだけでは形にならず、行動を伴わなければ、文字通り、絵に描いた餅になってしまいます。
実績がないベンチャーが成長していくためには、そこに働く人々の意欲とその人たちを応援してくれる人々の力の結集が必須です。そして、そこには信頼関係の存在が絶対条件になるのだと思います。それなしではベンチャーが成長することはできないと思います。
ベンチャー企業の命である「人」にあらためて注力し、そこにパワーを取り戻すこと、これが、今自分に課せられた使命だと強く感じています。
(引用終)
少しずつよくなっていますが、今でもまったく同じ気持ちです。当時は1人で背負い込みすぎの気負いがあったかも知れません。