こんばんは。馬場です。

引退するにあたって、今は寂しさ3割楽しみな気持ち7割って感じです。

寂しくないというよりは、まだ実感があまり湧かないです。今まで生活の大部分を占めていた部活がなくなったらどうなるのだろうという楽しみな気持ちが大きいです。


部活に入ってた3年間ちょいを振り返ると、長いようで短かったように思います。


1回生の時は、適当にやっとけば何とかなると言われて入った部活でボーラーやSCUに励み、聞いてた話と違うなーと思いながら必死についていった1年でした。テニスをした記憶はあんまりありません。僕は要領が悪く、よく先輩に指導されていたので、同期からはべーべーは絶対やめると思ったとよく言われます。実際、僕のせいで1回生全体が怒られるのは申し訳なくてやめたいと思ったこともありました。というか誰かが辞めてたら辞めてたかもしれません。今となっては続けててよかったと思います。この頃は部室に行くと何か言われそうで怖くてあまりフリー練もできていなかったので、今の1回生たちがフリー練で切磋琢磨し合っているのはとても良いことだと思います。


2回生になると、仕事から解放されてテニスを楽しめるようになりました。この頃は、週3でバイトしながら週2で5時起き平日正規練、片道2時間の通学で吹キャンと豊キャンの両方に通い、14コマの授業に出るというなかなかファンキーな生活を送っていました。テニスを楽しんでいた一方で、試合に出たい、レギュラーとってやるという気持ちが足りていなかったように思います。1つ上の代が強くてどこかで自分には無理だと諦めてしまっていた部分があったり、忙しくて時間がないと言い訳して自分を納得させてしまっていた部分もありました。モチベーションには誰しも波があり、特にモチベーションが下がりがちなのが2回生の時期な気がします。モチベーションが下がるとしんどいですが、テニスを辞めるということはしてほしくないなと思います。


3回生になると、一人暮らしを始めて時間に余裕ができ、空き時間のほとんどをテニスに費やすようになりました。試合に出たいという気持ちが大きくなってきたのもそうですが、もうすぐ自分たちの代になって自分たちが引っ張らないといけないという責任感もあったように思います。特に春練の時は誰よりも練習しました。上半下半に関わらず全ての練習に行って必死に強くなろうと努力しました。普通の人はそんなに練習したら体を壊すらしいのですが、この頃に僕の強みは怪我をしないことなのだと気づきました。3回生の頃は、初めて上半に上がれたり、対抗戦に出してもらって勝てたりと成長を感じる1年でした。


4回生になると、研究室が始まり、一気に忙しくなりました。院試もあったりとなかなか両立が難しかったですが、最後まで部活をやり切れて良かったと思います。4回生になってからは自分の中でかなり気持ちの変化がありました。これまではレギュラーとして試合に出て勝つことだけを目標に必死にもがいてきました。最後の七帝戦、リーグ戦には絶対出たいと思っていたので、レギュラー決めをめぐって4回生内の一部でもめたこともありました。しかし、研究室や院試勉強で思うようにテニスの練習ができない中で、自分が出たいというだけでレギュラーに名乗り出るのはわがままなのではないかと思うようになりました。というか、チームの勝利を第一に考えられていないのではないかと思うようになりました。そこからは、チームのために何ができるかを考えて行動するようになりました。今までは対抗戦をしても、目の前の仕事で精一杯だったり、どこか他人事のように捉えてる部分がありました。4回生になって最後に自分のためではなくチームのために、心からチームの勝利を願えたのは良かったです。本来は代替わりのタイミングでそうならないといけないはずなのにおせーよって感じですけどね。


結局最後まで、自分が出て勝ってチームの勝利に貢献することは出来ませんでしたが、やり切った、悔いはないと思える期間でした。そう思えるのも、本気でずっとテニスに取り組めたからだと思います。中高と中途半端にテニスしてきて、本気でテニスに取り組みたいと思ってこの部活に入ったので、その目標は達成されたかなと思います。


後輩たちにも、やり切ったと思って引退してほしいので、そのためにも逃げないということを大切にしてほしいです。これは僕が常に意識していたことで、自分が苦手なことから逃げない、どれだけ練習に行きたくなくても自分に言い訳しない、ということです。これはテニス以外にも通じますが、自分の意志を持って逃げずに最後まで貫いた人だけが見れる景色みたいなものがあるようなないような気がします。


部活生活を振り返るにあたって、ちくらくんがやってたので僕も自分が出た対抗戦の結果を振り返ってみたのですが、シングルス4勝0敗、ダブルス3勝2敗でした。リーグ戦や七帝戦は出ていないので、主に対抗戦の下番手で出ただけですが、勝ち負けが正義とされる世界で割と勝率は良い方だと思うのでこの結果は誇っていきたいと思います。

個人戦についても、3回生になるまでシングルス1勝も出来なかった僕が、少しずつ勝てるようになり、最後の個人戦ではシード選手相手にも勝ちが見出せるようになったのは大きな進歩だと思います。

こうなれたのも、武田コーチ、伊井監督をはじめとする方々のおかげに他なりません。期待に応えることは出来なかったかもしれませんが、同じことを何度言ってもなかなかできるようにならない僕を最後まで見放さず、指導して下さり、本当にありがとうございました。これからも後輩たちを、よろしくお願いします。

また、先輩方にはテニスに向かう姿勢や大学生活全般について、様々なことを学ばせてもらいました。bbsを遡っている時に、去年のリーグ大産戦で熊手さんが勝ってチームの勝利を決めた試合、1回生の時大学からテニスを始めた増田さんが引退試合で自分の持てる全てを出していた試合、様々な試合が鮮明に思い出されました。多くのことを背中から学ばせてもらいました。ありがとうございました。ご飯誘っても来ないし、あまり喋らない難しい後輩ですみませんでした。

また、OB主務という仕事柄、多くのOBさんとお話をする機会を頂きました。人生の先輩からたくさん学ばせてもらい、良い経験になりました。後輩たちには、いつもコートやボールが使えてコーチが教えに来てくれる環境を当たり前だと思わず感謝を忘れずにいてほしいです。

こんなに色々な経験をさせてくれた部活に入るきっかけを作ってくれた小嶋さんにも一応感謝しとかないとですね。これからも仲良くしてください。高校同期の小嶋さんは結局同期って感じなのに、高校後輩の田中は今や後輩の気配は微塵も感じられません。でも田中から見て小嶋さんは先輩らしいです。不思議ですね。


最後に同じ部活のみんなに向けてメッセージを送りたいと思います。


同期

これからも仲良くしてね。

文字打つの疲れてきたからこれぐらいで。


3回生

入ってきたときから個性強めのメンバーで、一緒にいて楽しませてもらいました。色々意見が衝突することもあるみたいやけど、しっかりみんなの意見聞いてやっていきな。テニスの実力は申し分ないから、そこだけが1人歩きしないようになってほしいです。普段練習一緒じゃない後輩たちも、全員で団結して良いチームを作っていけたらいいな。自分の試合だけじゃなくて、他のメンバーの試合の応援にも本気になれる姿が見たいです。君らは何偉そうに言ってねんって思ってそうやけど、とりあえず応援してるし、どんなチームになるか1番楽しみやから、試合も見に行きたいと思ってます。


2回生

人数が少なくて、男子は1人やし女子はこれから最上回生になるからこれからも大変やと思うけど、先輩頼りつつ協力しながらやっていってほしいです。自分の中で色々背負ってキャパる人が多いイメージやから、そうなったら周りの人もそれに気付いて助けてあげてな。モチベーション維持とか難しいと思うけど、1年ちょいでこれだけ色々試合経験できて、まだまだ強くなると思うから、このまま頑張っていってほしいです。個人的に、僕と似ていると勝手に思っている井上は、1番応援してます。これからも一緒にスプラしよな。


1回生

4回なってからは忙しくてあんまり部室にも行けんかったから、仲良くなる前に引退することになったのは残念です。今の1回生たちが自主的にトレーニングしたり、みんなでテニス強くなるために頑張ってる姿を見て嬉しく思っていました。今回団体戦のメンバーに選ばれた2人以外も、本気で3回生からレギュラー奪い取っちゃう気持ちで頑張ってほしいです。


ここまで、長々と面白くもない文章を読んでくれてありがとうございました。僕は普段自分のことをあまり話さないので、新鮮に思った人もいたかもしれません。

僕は多くの人の前で話すのが苦手なので、最後の集合ではあまり喋らないと思いますが、言いたいことはここに全部書いたので、それでご了承ください。


これからも、試合見に行ったりたまにはテニスしに行こうと思うので、その時は声かけてくれたら嬉しいです。


次のブログは我らがキャプテン材井さんです。


ということで、お疲れ様でーす、いや、失礼しまーす。