お待たせしました。
二回生の小川です。
昨日は11月11日、ということで今回江草くんが僕に押し付けてきたテーマは『ポッキーの日の思い出』です。
少し長くなりますが、読んでいただけると嬉しいです。
高校2年生の11月11日のことでした。
いつも通り学校から帰ろうとすると、当時好きだったのですが、一度も話したことがなかった子が、ちょうどコンビニから出てきたのを見つけました。手にはポッキーの箱を持っていました。
そこで今日がポッキーの日であることを思い出しましたが、チョコレートが苦手な僕には関係ないか、と思いながら、彼女に話しかける勇気もなく通り過ぎようとすると、小さな声で呼び止められました。
驚いて立ち止まった僕に彼女は1本あげると言ってポッキーを差し出してきました。そしてすぐに、またね、と言って行ってしまいました。
ここからはあまり覚えていませんが、彼女のことで頭がいっぱいで、無意識にポッキーをかじっていたようでした。僕はチョコレートが苦手で食べられなかったはずでしたが、その時のポッキーはひとつも味がしませんでした。
それから少し経ってようやく、口の中に残るチョコレートの後味に気がつきましたが、ほんのり甘くて美味しかったのを覚えています。
これが僕がチョコレートを食べられるようになった理由です。
みたいな話があれば話題に困らなかったのですが、ポッキーの日の思い出なんかないだろ、普通に。全然チョコレート苦手やし。
どうしてバレンタインデーもポッキーの日も、よりによってチョコレートが食べられない僕にブログの番が回ってくるのでしょうか。
10分でこのストーリーを書き上げた文才を活かすために、文学部に転部しようと思います。
もう枠余ってないか。
次は横田さんより毎年恒例ハロウィンコスプレパーティの講評を頂きます。
よろしくお願いいたします。