こんばんは~!主将の福田隆登です!

この4月からとうとう僕も4年生になってしまいました。最近は時間の進みを本当に早く感じて怖いですねー。特にこの春休みは本当に毎日が濃くて時間が一瞬で過ぎていきました。

 

ということで、今日は先週で終わった春練について詳しく書いていきます!!

そもそも春練とは春休み期間の練習のことなのですが、大学生の春休みはとにかく長く2月序盤から4月序盤までの約2か月もあります!!

いやー、この2か月本当に色々なことがありました。春練期間のテニスに関する大きな行事は

 ①新進 

 ②春合宿 

 ③京大戦 

 ④阪王戦

がありました。

 

 まずは①新進について書いていきます。新進とは関西学生新進テニストーナメントの略で、年に3回ある全関西規模の大きな個人戦の1つであり阪大テニス部は長い間この3つの大会で本戦選手を輩出することを目標としてきました。多くの大学で4年生は夏で引退のため新進は3学年しか出場する人がおらず、他の2大会と比べて勝ち上がるチャンスが大きいのが特徴です。

 そして!!今年の新進では同期の熊手と2回生の大村のペアが見事本戦出場を果たしました!!阪大テニス部の男子としては実に8年ぶりの快挙で、さらに今回国公立大学のペアで本戦出場を果たしたのは熊手大村のみと本当にすごい結果を残してくれました。本戦選手を輩出するというのは今年のテニス部全体の1つの目標であったため、見事に二人はそれを達成してくれたわけです!

 

 

 僕はというとダブルスは予選の決勝でシード選手にストレートで負け、シングルは予選の準決でシード選手にフルセットで負けてしまいました...単複共に成長は感じますが、本戦選手を倒すにはまだ足りない部分があると痛感しました。その差を埋めるために春練を全力で頑張ったので、次の春関でその力を発揮してやろうと思います。

熊手大村の本戦出場は嬉しかったし勝った瞬間はすごく興奮しましたが、二人の本戦の応援に行ったりするとやはり自分も本戦に行きたかったという気持ちが大きく練習の大きなモチベーションになりました!次の春関では絶対に本戦に行ってこの二人より勝ち進んでやります!!

 

 

 次は②春合宿についです!少し新進について長く話過ぎました。何となく次の春合宿についても長くなりそうなのでまぁ飛ばし飛ばしにでも読んでください。

さて春合宿についてですが、今年は3/12-3/17で鹿児島県の志布志に行ってきました!コロナの影響もあり宿泊での合宿は僕が入部してから初めてのことで、準備の段階から本当に色々と大変でした。そしてその分はじめての合宿ではたくさんの刺激を受けました。

 

(鹿児島にはフェリーで行ってきました!)    
 

今回の合宿ではテニスの技術的な目標に加えて

  ①七帝やリーグなど連日の3セットマッチを戦い抜く体力とメンタルを得ること

  ②連日の厳しい練習及び共同生活を通したチーム力の向上

を目的として行ったため、振り回しや走り込みなど激しい練習と3セットのマッチ練を中心に行いました。合宿中のことは写真多めで書いていこうと思います。

 

(階段ダッシュ。上の段まで登りきってこの笑顔は絶対サボってた許さん)

 

 

(振り回し。球出しの構えと走ってる位置的にたぶん次の球は追いついてないやろもっと走れ)

 

 

(マネが作ってくれたプロテインをおいしそうに飲む木津と材井)

 

かなりハードなメニューと日程でしたが、誰も怪我なく終われたことは本当に良かったです!!このしんどい合宿の練習を乗り切り、たくさんのマッチをこなしたことで各々自信になったのではないかと思います。

 そしてこの合宿ではたくさんの方にご協力をしていただきました。まず普段の部活でも大変お世話になっている大阪大学医学研究科スポーツ医学教室中田研究室の方々には鹿児島まで足を運んでいただき、まず初日のミーティングでは「テニスプレーヤーのためのスポーツ医科学」という題で中田教授に講義していただきました。世界のトップ選手を医者の立場で見てこられ現在もテニス日本代表のサポートをされているご経験から、大学テニスにも応用できる話をしていただき大変刺激になりました。

 

(中田教授の講義を受けている様子。みんな大学の授業もこのぐらい真面目に受けようね)

 
さらに医学研究科からはジュニアの関西トレセンなどでもトレーナーをされている吉田トレーナーに来ていただき、二日目の午前中にはオンコートでのトレーニングを直接ご指導いただきました。テニスで必要な部位を的確にいじめるトレーニングだったのでその後の筋肉痛が大変でした。
 

 

(トレーニングの様子。全員二日目以降は筋肉痛でした。)

 

 そして今回は中田研究室と協力関係を持っておられる本橋先生にピラティスのご指導もしていただきました。ピラティスというのはヨガのようでヨガとは違う体幹トレーニングで、可動性の向上とインナーマッスルの強化、そしてローカル筋からグローバル筋への運動連鎖を促すMotor Control Exerciseの目的(学んだ専門用語は使っていくスタイルです口笛)でテニスやゴルフのプロ選手にも取り入れられています。そしてなんと今回来ていただいた本橋さんは、ゴルフの松山英樹プロのご指導もされていた方でそんな方から今回直接ご指導いただくことができました。普段は基本的にインターバル走やダンベルを使ったウェイトなどの脳筋トレーニングしか行ってこなかったので、ピラティスのようなじわじわ系のトレーニングは新鮮で、また講義を聞いてインナーの重要性も学びました。 

 

(ピラティスの様子。脳筋代表の熊手と材井もじわじわ系筋トレのピラティスには苦戦)

(本橋先生による講義の様子。ローカル筋とかの言葉はここで覚えましたチュー

 

これらご協力いただいていることは全て医学研究科への研究協力の一環ということで全て無償で行っていただいております。その分しっかりと実験や計測にはご協力させていただくのですが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

(今回の実験協力の様子。ピラティス前後にバランス測定を行いその変化を調べるという実験でした)

 

 今回も写真のバランス測定とテニス及びトレーニング中の選手の体温・心拍数のデータを提供するという形でご協力させていただきましたが、その実験結果も僕達にとっても今後のトレーニングに活かせるようにしていただいております。また今回は体温計測機器を製造しておられる株式会社サンワイズの千田代表にも鹿児島まで足を運んでいただきました。ご期待に応えられるよう努力していきますので今後もよろしくお願いいたします。

今回医学部の方々のご協力で実現した様々な活動はそれ自体としても非常に価値のあるものでしがが、長い合宿の中で単純にテニスをするだけ以外の刺激を得る機会にもなり、練習のマンネリ化が起きることなく最後まで合宿を行えたことに繋がったと思います!!

 そして今回の合宿では医学研究科の方々だけでなくたくさんの方々のお世話になりました。まずこの合宿を行うにあたってお世話になった株式会社リトルコンシェル様は当日までたくさんサポートしていただいた上、三田社長にもお越しいただき差し入れをいただきました。また合宿で宿泊させていただいたセントロ志布志様をはじめ、志布志の方々は大阪から来た僕達を本当に暖かく迎えてくださりました。

 

(行きも帰りも志布志市役所の方がフェリー乗り場まで見送りに来てくださいました!)
 
 準備の段階から色々とてこずり、合宿中も注文したボールの到着が予定より遅れるなど色んな場面でトラブルだらけでしたが、たくさんの方々の協力のおかげで何とか今回の合宿は成功と言えるものになったんじゃないかと思います。今年は阪名戦、七帝戦、夏合宿とあと三回宿泊での遠征がある予定なのでその都度レベルアップしていけるよう頑張っていきます!!
 
 
 さて、かなり長くなってきましたが次は③京大戦についてです。京大戦は阪名戦と並んで長い歴史を持つ定期対抗戦であり、例年3月に京大と阪大の威信をかけて戦います。今年は3月18,19の二日間に渡って京都大学で行われました。そうです、気づいた方もいらっしゃると思いますが、今年の京大戦は合宿後すぐの日程でした。チームの最大の目標である七帝戦やリーグ戦を見据えて連日の試合を勝ち切る体力とメンタルを鍛えた合宿の1つのゴールとして、合宿後すぐの京大戦に勝つということを挙げていました。

 

 
 しかし結果は男子は8-9で惜敗、女子も1-4で敗れるという結果に終わってしまいました。京大戦の女子部に関することは以前池田主将のブログで書いてくれたので、今日は男子のことを中心に書きます。
 今回の京大戦で明白になったチームとしての課題は下番手の強化です。京大戦は普段の対抗戦より本数が多く、阪大京大共に普段レギュラーとして出る機会の少ない選手が試合に出るチャンスでもあります。
(対抗戦初勝利を挙げた材井。2日間に渡る激闘でした)
 
そしてその下番手の試合の多くを落とす結果となってしまいました。普段の練習はレベル別で半分に分けて行っているのですが、僕が主将になってからは全体練を増やして上番手と下番手の打つ機会を増やしたり、上下入れ替わりや下番手同士の部内戦(セレといいます)を活性化させるなど下番手の強化には務めてきたつもりでした。しかし同じ国公立大学、同じ3部リーグ所属の京都大学に敗れるという結果になり本当に悔しいです。また下番手でも材井のようにいい試合もたくさんあり、また合宿の目的の1つであったチーム力の向上も応援という形で表れていたんじゃないかと思います。とにかくこの結果をしっかりと受け止めチーム全体を再度見渡し、七帝・リーグでリベンジできるよう頑張っていきます。
 
最後は④阪王戦についてです。これについては先週僕がブログで書いたのでそちらを見てほしいなと思います。

実はあれから天候に恵まれず、2度の延期の末今週末に二日目の試合が行われる予定です。参加してくれる高校生の方々は是非楽しんでもらえたらと思います!!

 
 
この春休み、本当に色々なことがありました。今回僕のブログではテニスのことを中心に書きましたが、テニス以外の面でも広報部の活動の一環で行ったインスタの写真展で銀賞を頂いたことや、追いコンを3年ぶりに行ったり(三木さん達楽しんでいただけたでしょうか...)しました。ただその辺りのことは来週広報部の大塚が書いてくれる予定なのでそちらに任せようと思います。
 
 
 最後に今のチームについて僕の思ってることを少し書こうかなと思います。ちょうど半年前に三木さんから代を貰い、そこで「歴代最高のチーム」という目標を掲げました。そこからチームとして色んなことをやってきました。対外的なことで言えば鈴木貴男プロに特別レッスンに来ていただき株式会社move様が当部のサポーターになってくださったことや、医学研究科とも今回の合宿のように本格的に協力関係を築いてきました。さらに力を入れてきた広報活動の成果としてSNSのフォロワー数も数100人単位で増えてきています。テニスの面でも関西学生のランキングポイントを複数名が獲得し、新進では念願の本戦選手も出るなど着実に実力は付いてきました。これらを見ると代替わり時に「歴代最高のチーム」の条件として挙げた歴代最強と、テニス部のブランド化には着実に向かっているように感じます。でも今のままテニスの実力や対外関係を向上させ続けただけでは、歴代最高と言えるチームには届かないんじゃないかとも感じています。最近こんなことを考えていると2年前に川畑前前主将と加納さんがよく全体集合で話されていた「チーム力」についての話を思い出します。あの頃1,2年生だった僕はチーム力とは何かよく分かっていませんでしたし、今でも言葉にするのは難しいです。ただあの夏のチーム力は本当にすごかったと思います。以前同期の繁田も同じことを言っていましたが、あのチームでリーグを戦ってみたかったです。
実際今回の合宿で今のチームも一体感は増したと思いますし、チーム力が全く足りていないとは思っていません。ただ今のチームはまだまだあの頃に比べて「チーム力」の類を高められるんじゃないかと思っています。この4月からは新しく新入生も迎えて再スタートする時期なので再度心を入れ替え、残りの半年で最高のチームを作り2部昇格・七帝優勝を目指していきます。この半年ついてきてくれた同期と後輩達、あともう半年全力で付いてきてくれい。絶対七帝優勝してリーグ昇格したろう。
 
 

次回は最近自らブラック?研究室を選んでしまわれた?、女子部主将の池田さんです!新入生に向けた熱いメッセージを楽しみにしててください!!