メットライフ生命のラッピングをした飛行船「スヌーピーJ号(N620LG)」を見に行った。
水曜の夜、昼間に飛行船が飛んでいたとの話を耳にした。
ネットで調べてみたところ、日本で飛んでいる有人飛行船は1隻しかなく、
メットライフ生命の広告で飛んでいるものだろうということが判明した。
予定では1週間ほど滞在して近辺を飛行するようなので、翌日から注意して空を見ていると
木曜、金曜共に上空を飛行する姿を見ることができた。
その話を知人にしたところ、土曜にイベントがあることを教えられたので行ってみた。
11時ごろに現場到着。
来場者は家族連れが多く、未就学児っぽいのがいっぱいいた。
スケジュールでは
13:00から13:20まで パイロットとクルーの飛行船教室
13:30から15:30まで 飛行船コックピット見学 (先着120名まで)
16:00 離陸
※13:00からコックピット見学希望者の方に整理券を本部テントにて配付します。
とのことだったのでイベントスタッフはまだ配置されておらず、
来場者は飛行船のそばまで行って眺めたり写真を撮ったりして帰っているようだった。
近くに行ってみると、やっぱりデカかった。

航空機にはレジ(登録番号)が書いてあるはずなのだが見当たらない。
よく見てみるとありましたよ。隅っこにちっちゃく。

1本のポール(マストと呼ぶらしい)に機首をつながれていた。

機体をもっといろんな方向にロープを張ってしっかり固定されているのかと思ったら
風向きの変化に合わせてポールを中心に360度自由に動いて、
風の力をうけながしているらしい。
ゴンドラの下にはタイヤが横向きについている。

風向きの変化で機体がぐるぐる回るので、接地しながらでも回転できるようになっている。
エンジンは左右に2基設置されている。


ロータックス製水平対向4気筒のようだ。
構造的に回転数に応じた可変ピッチかもしれない。
サイレンサーの容量が小さそうなので排気音はうるさそうだ。
離陸を生でみてみたい。
イベントは午後からなので昼食を食べに一時退場。
12時過ぎに帰ってきた時には整理券配布に長蛇の列ができていた。
並んでいる人を数えてみたら80人ほどいた。
一見まだ大丈夫そうだが、代表だけが並んで家族分の整理券を確保するパターンが
大いに考えられるのでビクビクしながら順番を待っていた。
そして自分の順番が来た時には、整理券は残り数枚となっていて、
数人後には受付終了のアナウンスがあった。
ぎりぎりセーフ!
危なかった。
13時からメンバー紹介、飛行船の説明と質疑応答があった。

壇上左2名がパイロット、右2名がグランドクルーのチーフ。
そのほかに10名ほどスタッフがいるそうだ。
説明で驚いたのは、IFR(計器飛行)で飛べることだった。
てっきりVFR(有視界飛行)しかできないと思っていた。
質問
どうやって操縦するの?
回答
基本的には軽飛行機と同じだが、操作はとてもシンプル。
ラダーペダルで左右旋回、座席横のエレベーターホイールで上昇下降。
あとはスロットルのみで操縦桿はない。
質問
速度は?
回答
巡航30ノット(55km/h)最高45ノット(83km/h)
ただしエアースピード(対気速度)なので追い風だとグランドスピード(対地速度)は
100km/hを優に超えるし、向かい風なら停止しているように見えることもある。
質問
鳥につつかれて穴が開くことはないの?
回答
鳥は近づかない。もし穴が開いてもそこから穴が広がらない素材で作られているので
穴が開いたせいで即落ちるわけではない。
質問
空調は?
回答
夏は暖房、冬は冷房です。つまり空調なし。
質問
ブロアーは何のためについているの?
回答
空気室に空気を送るため。船体内にある空気室の空気を出し入れして
ヘリウムガスの温度変化による膨張収縮を吸収し、ヘリウムの圧力を
一定に保つ。
そのあとコックピットを見学。


まさに軽飛行機だ。
今まで飛行船など見たこともなく、事前のイメージでは熱気球に近いと思っていたのだが、
実際は飛行機に近かった。
あと数日あるので夜間飛行をぜひ見てみたい。
船体がライトアップされてきれいらしい。