十二支の動物は、いまでいうところの「ゆるキャラ」です。
それぞれの動物は後からイメージでつけられただけですので
干支の意味とは離れます。
もともとは、十二支は『人間の成長』、『人生の栄枯盛衰』を
表したものなのです。
さて2020年の干支はご存知でしょうか?
2020年は「庚子」です。
私たちは普段「今年の干支」
という言い方をしますが、
正確にいうとそれは「十二支」のことです。
風水でいうところの「干支」とは、
この「十二支」に「十干」
(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)を
陽と陽、陰と陰で組み合わせたもので、
60種類あります。
日本がこの干支となじんでいるのは、
歴史の名称でも分かります。
(甲子園開演1927年/戊辰戦争1868年/
壬申の乱627年/辛亥革命1911年)
それは60年で繰り返され、
そのため60歳になると生まれた年の干支に戻る「還暦」となり、
赤ちゃんに返るということで
「赤いちゃんちゃんこ」を着てお祝いをします。
この60年サイクルによって
内外の事象を読み解くことができます。
例えば、2011年は辛卯年で、(しんぼう)と読み、
辛抱せざるを得ないことが起こります。
実際に60年前の辛卯年にはルース台風、
120年前には濃尾地震、
180年前には肥前大地震、
240年前には八乗山地震、
300年前には香川県地震。
どれも当時甚大な被害を出した天災です。
60年前を調査することで、その年が見えてきます。
その年の特徴が分かれば、一年のベストの過ごし方を決めることができます。
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