こどもの心はいつからでも育つ、だから今、今から | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

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⚫︎こどもの心はいつからでも育つ、だから今、今から




こどもの心の発達は
生まれてすぐの乳児期から始まっています



この時期のお母さんとの関係は
特に重要で


その後のこどもの心の発達に
確実に影響を与えます



お母さんとの基本的な信頼感を得られて
初めて『愛着』の形成がなされます




お母さんを信じることができるから
自分のことも信じることができ、
人のことも信じることができるんです




いわば
人間関係をつくる基盤の時期です






では
どうすれば
お母さんに対する信頼感をこどもが感じられるのでしょうか





それはただ1つ


こどもが望んだその時に
みてほしいその時に
見てくれている
安心感があるからこそなんです





おむつが濡れた時には応えてもらえる
泣いた時には応えてもらえる
嬉しい時には応えてもらえる
そばにいてほしい時には応えてもらえる
見つめた時には応えてもらえる
見守ってほしい時には応えてもらえる




何があっても応えてもらえるという
お母さんからの無条件の愛によって

自分自身の存在に対する誇りや価値を持てるんです




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私がこの理論、考え方を
看護学生時代の学びと看護師としての実践経験、
そしてこどもの心を理解するための養護教員養成大学の学びから
知ることになりました





看護師は『疾病を抱える人様の人生に一番近くで寄り添うもの』ですので、

必ず人の一生について理解し、ある程度の軌道を知っている必要があります




直接患者さまに関わらせていただく際には
発達理論と照らし合わせて
その方にとってのより良い看護を提供します



看護学生時代に、これでもかっってくらいにその方について、多面的に観察させていただくトレーニングを重ねるんです



たくさんのあらゆる視点(身体的、精神的、社会的側面)の情報を集め、

患者さまのもとへ向かう前に
まずは机上で
理論や学問から得た知識を照らし合わせて
分析していくんです




この分析のトレーニングをどの看護学生も
指導を受けながら繰り返しています




それをなしにしては看護はさせていただけませんのです




中でも、机上でも実践の場でも
よく使わせていただいたものが
『エリクソンの発達理論』や『ハヴィーガーストの発達理論』でした




ひとの生涯を8つもしくは6つの段階に分けて
その時々に必要な課題、テーマを設定した
ライフサイクルモデルです





関わらせていただく患者さまの
発達段階に応じて、発達理論の基準と照らし合わせて



この患者さまには何が問題となり
その問題をどうすれば解決していけるのか
を考え


具体的に目標と看護計画を立てて
看護ケアを通して関わらせていただくのです





その後のこどもについての学びの機会でも
やはり
発達理論については触れました



特に『エリクソンの発達理論』は
こどもの心を学んでいく上で
基盤となるものとしての重要性を教えていただきました





その段階ごとに
必要な乗り越えていく課題があって
乗り越えなかった場合に
問題としてあらわれる

というもの





乳児期には乳児期の
幼児期には幼児期の
児童期には児童期の
学童期には学童期の
思春期、青年期には思春期、青年期の
そして成人期、壮年期、老年期…



順序があって
順序通りの課題の達成をすれば
健全な幸せな人生を送れる

というもの 





実質的な年齢の時期にあったとしても
どの段階の課題達成をすっ飛ばしては
成熟していない

というものです






ですので

一番最初の段階にある
乳児期がどれだけ重要なのかが
よくわかります





生まれてすぐから2歳までの乳児期に
お母さんやお母さんの代わりとなる人から

無条件の愛で見守ってもらえ
見守ってもらえていると実感でき
安心感を得る



そこから
人として
人と関わり合って
喜怒哀楽を分かち合っていく
基盤を作っているんですね







お母さんもこどもに関わることで
喜怒哀楽を分かち合っていけるんです

こんなに感謝すべきことはないですね

こどもが喜ぶことを
親が喜んでできること

これ以上の幸せってあるでしょうか










だからといって
乳児期にできなかったからといって


やり直しがきかないなんてことは
絶対にないと思っています






私は看護師時代

『わかって!』
『見て!』
『理解して!』

と心で叫んで、
自分の身体を傷め続ける

多くの青年期のお子様に出会ったことを
ひとつのきっかけとして



こどもの心をもっと理解してみたい
こどもの命を守りたい


その想いから
色んなアンテナを立ててきました



養護教諭になって
こどもの実態を自分の目で確かめようとも思い、実際に関わらせていただきました




その過程で
いつからでも育つんだ、
育ちなおしをすることは出来るんだ、


という
事実も知りました










それには
お母さんの力が必要なんですね




だから
お母さんの重要性を多くの人に
知ってほしいとも思います






お母さんだけの問題なんかじゃないですよ

現代の社会の状態は
こどもたちにとっては
問題になる要素が山積みです



人間関係の希薄化しかり

想像力と探究心を養う宝庫であるはずの
『三間の喪失』(時間・空間・仲間)しかり

利便性と効率化の問題しかり

学歴社会しかり



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そして何より

お母さんが子育てに不安や絶望を感じるのではなく

子育てを楽しめる、
子育てを幸せな価値のあることだと

心から思えるような時間となれば
とも思います






そのために私は

お母さんの不安や迷い、悩みを
どうすれば取り除くことができるだろう

って考えていきたいんです





これ以上何もできない…
と絶望感を感じなくてもだいじょうぶなんだと、


いくらでも、
今、今からできることがたくさんあるんだと




お母さんたちに、そう感じてほしいと
思うんです



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