心の発達が促されるのは | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

ブログへのご訪問ありがとうございます😊







人は『失敗』することを
恐れる生き物


でも本当は『失敗』することで
次に活かす『知恵』を得ます


じゃあ次はどうすればいいのかな
って意識して
考えてみる癖をつけると


実は『失敗』なんて怖くないんだ〜
と思えます




失敗体験がなければ
世の中にある技術も医療も全ての進歩は
産まれていませんから



たくさんの『失敗』を繰り返した結果
これだ!!
という『成功』にたどり着くのだと
思います





たくさんの『失敗』をダメなことだと
捉えずに

何度も何度も繰り返してくれた人がいるから
今の日本社会も成り立つのかもしれません





多くの人が
『失敗』=ダメなこと
だと捉えてしまいます




それは何故なんでしょうね




『答えは一つ』だと
教えられてきたからかもしれません

『協調性』『みんな同じ』を重要視されてきたからかもしれません





はみ出すことはよくないこと
人と違う意見を持つことはおかしいこと



そんな世の中の暗黙の了解が
当たり前にあるのかもしれません




その当たり前が
社会の障壁になっているのではないでしょうかね




そんなこと思ったりします








失敗しないようにとか
失敗するくらいならやらないとか
どうしても極論になりがちです




そろそろ
『失敗』=ダメなこと
の公式が当たり前になってしまっている
社会を打開する必要があるんじゃないかと
思います








発達障がいの特性を持つお子様は
特に『失敗』することを恐れたり
不安を感じる機会が多いと思います



それには
複数の感覚に対しての
敏感さや鈍感さがあることが
関係していると言われます




複数の感覚とは
固有感覚
平衡感覚
視覚
聴覚
触覚
嗅覚
味覚
のことです




人は誕生直後から発達していく段階で
自己の安定や自我の発達には
これらの感覚が関係しています




誕生直後から
脳の神経発達の伝達が遠回りだったり
つながりが異なることで



これらの感覚に対する
刺激耐性の閾値に個人差がある
と言われます




誕生直後から生後3か月頃に
外界からの刺激や体験を通して

安全で守られている『子宮様の中にいる』
錯覚をすることで

心の発達が促されるのだそうです




この時期は
主に口を通して外界との接点を持ちます


例えば
お母さんのお乳を吸うことも一つです
口の周りの皮膚の触覚に刺激が加わり、

抱っこにより触覚や平衡感覚、聴覚、固有感覚に刺激が加わります






ここで大切なことは

子どもによって
心が発達するためのちょうど適量の刺激の量は異なる
ということ




個々の子どもがどのように感覚刺激を
受け取り体験しているのか、
刺激が低すぎるのか
過剰すぎるのかの視点


なのだと言われます




この感覚刺激の耐性レベルに
適量の刺激があることで
心の発達が促されるのだそうです






大抵の方はこの発達理論を知る機会は
ほとんどないと思うんです

だから
今を悔やむ必要なんてないんだと思うんです





私自身、これを知るまでは
意識すらしなかったです





ですが、
知ったことにより
子どもの日常的な出来事が、感覚に対する
予測しにくい刺激の量に関わるのだと
理解しました



そうすると
刺激が加わる外的環境と
本人の感覚刺激耐性レベルによる
子どもたちの反応なんだとわかり


子どもの理解や対応に意識することにも
つながりました







『失敗』することを恐れたり
不安を感じる機会の多い
子どもたちには




こんな発達エピソードも背景にあるのだと
気に留めながら



『失敗したっていいじゃない〜』
『何度も繰り返したらいいんだよ〜』

『失敗』=ダメなことなんかじゃない!
声を大にして
子どもたちと接していけたらいいなと
思います



プラス

気づいた時から

環境を調整したり
本人にとって愛情の対象となる人から
何らかの心理的な栄養補給をしていったり

することで

外からのパンチを跳ね返す
心の強さを蓄えていくんだなって
感じています






看護師として
お母さんの子育ての悩みの解決に向けて
一緒に考えさせていただきます