親の軌道の幅を広げる思春期 | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。






子どもが何も話をしてこない
何を考えているのかわからない
何にもやる気をださない
いつもめんどくさそう

こんな風に感じることが
よくある時

特に思春期に差し掛かる頃は

親の方が
視点を変えて
子どもを観る時かもしれませんね


『視点を変える』


ただ、
小手先の『どうやるのか…』という
技術偏重では
うまくいかなくて
子どもは一段と殻を強くする…






産まれて間もない我が子と
出逢った時から
始まる母子の関わり、育児


初めて言葉を発したこと
初めて寝返りしたこと
初めてのお座り、立っち、あんよ

どんどん出来ることが増えてくる
たくさんの感動を毎日毎日与えてくれる

嬉しくて愛おしくて
母として精一杯『保護』をする





あの頃感動した
『できなかったこと』が

『できるようになってくる』その時


できて当たり前のことに
感じ始める時が来る


「1人でできるでしょ
「そんなこともできないの?


できて当たり前という親の価値観から

そんな声かけをすることが
増えてくる


一方で

「1人でできるわけないでしょ
「ちゃんと親に言いなさい

と、

できない存在として子どもを支配する声かけをする







赤ちゃんの頃は
危険から子どもを守るために
保護することや支配することは
必須です



けれども

ある程度成長した我が子を

『保護することや支配する』
子育てから

《木の上に立って見る》『見守る』
子育てに
親の方が変化させる時期がやってきます



少しずつ
親の軌道の幅を広げていく時期

それが思春期に差し掛かる
子どもとの関わりなんだと思います



思春期の頃、
『自分はもう大人だ!』
という想いと
『自分はまだ子どもだ!』
という想いとが

錯綜している時だったと
自分のその頃を思い浮かべると
感じます


その関わりのタイミングが合えば

ぼくはわたしは大丈夫!できるんだ!
ぼくはわたしはきっと乗り越えられる!
という

子どもの自信や明日への活力、安心感を養います





親子が家庭で
先生と児童、生徒が学校で



一人一人の人として
できる存在として関わり、


対人関係をこれまで以上に
強くする時期なんだろうと思います




私はこのことを
教育に活かす
アドラー心理学を知って
理解しました



理解して
自分が『できる』のレベルに落とし込むためには

実践し続けて、自分の中で気づくしかないとも思います



ある瞬間に「こういうことかぁ!」と体感する時がきます



だからこそ
実践し続けます




そして



アドラー心理学の
小手先の技術ではないところを
どんどんシェアしていきたいと
思っています