対立ではなく協働 | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

学校という場所は

子どもの不適切な行動の
(反抗、挑発、怠惰など)
目的を理解し

なおかつ

不適切な行動をする子どもの
目的の背後にある

親御さんの行動の目的までも理解して

子どもの

より良くありたい
役に立つことをしたい

という想いを

適切な行動に転換できるような関わりをする必要があると感じます

アドラー心理学では
不適切な行動、言動の

原因(~だから)ではなく
目的(~のために)を見つめます。

不適切な行動、言動の目的には
4段階があると言われています

1  注目を得るため
2 権力闘争をするため
3 復讐をするため
4 無気力を誇示するため

原因を追求して
追い詰める対応とはちがった
目的を追求することで、

不適切だと思われる行動、言動を
してしまう人の心がわかり
責め立ててしまいがちな
自分の感情を
客観的にコントロールできます。



そのための対応に
必要なこととして
2つ挙げるとすれば、

1つは
起こっている
目の前の事象だけでない
氷山の一角だけでない
広い視野から多面的な対応
をすること

もう1つは
日々の言葉かけを
ダメだしではなく
ヨイだし
(不適切な行動をしている時に
    否定的な言葉をかけるのではなく
    適切な行動をしている時を
    積極的に拾い
    肯定的な言葉をかけていく)
にすること

だと思います


これは子どもに対してだけでなく
家庭への対応に対しても同じこと
だと思います

学校側の考え方からみて
不適切だと思われる
子どもや親御さんの言動に対して

(不適切な言動の目的の)第一段階の

『注目を得ようとしている』ところで、

やる気や貢献感
内発的動機を削ぐ対応を
最小限にすることだと思います。


そこで大切なことは
「あの家庭だからこの子」
と観るのではなく

自分から先により多くの
信頼と尊敬のスタンスで

先入観を捨てて

「あの家庭と共にこの子を育てる一助となる」

と心がけていくこと。


学校内部においても

勇気づけられた誰か
(困難を克服する活力を持つ人)
から

勇気づけることを伝播していくこと。



そこに最も大切なことは

対立ではなく協働

アンチ(嫌悪、反感、対立)ではなくシンパシー(思いやり、共感)
の勇気(困難を克服する活力)

だと思います