ある日の立ち話で感じたこと | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

先日
子どもの通う学校の同級生の保護者の方と
ある話をしました

クラスにとても勢力の強いお子さんが居て
他の子どもたちが
怖くて避けてしまっているとのこと

話をしたお母さんの子どもさんは
被害を受けないための術を持っているから
うまく付き合い
被害を受けたことはないそうです

被害を受けたとおっしゃるお子さんの保護者から
いろいろ話を聞いておられるようで
病院に行かなければならないほどの
怪我になっているケースが多発しているとのことでした

当事者である勢力の強いお子さんのお家の方は
「この子はやってないっていうのなら
やってないんです。
だから謝りません」
と、学校にも被害を受けた子どもさんの保護者にもおっしゃるようでした

担任の先生に対する想いも
お話したお母さんから聴くと

先生はその子について回って
クラスが授業2時間流れたことも多々ある
その子が与えた危害を、
クラス全員がその子の代わりに謝らされたこともある
係活動など予定した日に立候補して決めてしまったことがあって、当日休んだその子が翌日に「それをやりたい」と言うと、公平に決めるんじゃなく
その子が「俺がやった方がいいと思うよなぁ」とクラスのある子に問い、
問われた子も後で被害を受けたくないから
「う…ん  そうかなぁ」
と答えると
決まっていたことが覆されることが多々あるとのことで

先生の対応の理不尽さに困惑されているということでした


この話をきいて
私は
その勢力の強いお子さんとそのお母さんの
信頼を得ようと
まずは対応されているのかもしれないなぁと
感じました

それはそれで大切なことだし
その子自身に何らかの困り感があるから
手段が不適切な行動で困り感を何とかしようとしているのかもしれない

だけど
そのときに
その子以外のクラスの子どもさんたちの
気持ちや想いを
ないがしろにしてしまっていて
実際
それが理由で不登校になっている
お子さんもおられる現実がある

こんな時、
学校側の先生方も
何とかしなければと必死で考えておられるだろうし
保護者としては、学校の先生に何とかして欲しいと考えると思います

だけど、
学校側だけで解決できるようなものではないなぁと私は感じました

その子のお母さんのサポート
その子自身のサポート
担任の先生のサポート
クラスの子どもさんたちのサポート
クラスの子どもさんたちの保護者のサポート
学校側の体制のサポート…

たくさんのサポートが必要なんだと感じました


このようなことは
わからないところで
色んな場所で色んなケースで日々起こっていると思います


関連するそれぞれの立場を
お互いが想いを発し
お互いに共有しあい
解決するための行動を起こすことが
必要になるとも思います

ただ、
現時点では建設的なコミュニケーションが
充分かといえば
充分ではないし
それぞれがそれぞれの立場に精一杯になると思います


自分たちが何とかしようとすればいい
自分たちさえ何とかしようとすればいい
自分たちだけで何とかしようとすればいい
自分たちだけで何とか出来るだろう
自分たちだけで何とかしたい

それぞれがバラバラに
今の問題を解決したい
子どもたちの困っていることを解決する方法を探したい
と考えているだけでは
進みにくいとも感じました


こんなことが困っている
こういうことを協力して欲しい
それぞれが声をあげてみると
どこかでサポートできるように繋がるようにも感じました


こんな時、
それぞれをサポートできるような
第3の機関があたりまえに存在して
それぞれが建設的に対応しようと思い始められるような
関わりを提供できる

そんな機関を誰もが周知できる社会になればいいのに…

先日お話を聞いてから
ものすごく頭をグルグル
考えたりしていました